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ピアニスト平川勝朗に関する情報です。
スケジュール、チェックしてねー。

夜中の独り言

2011-04-30 | 日々雑感
昨日久しぶりにウェディングの仕事をやった。
(といってるあいだに日付が変わり、おとといになってしまった)
ウェディングの仕事というと、たいていは披露宴のBGMを演奏することが多いが、
昨日は人前式(挙式)での演奏。
披露宴のときより、いろいろ気を使うことが多くて、ちょっと緊張したが、
おおむねうまくいった(と思う)。
(といって披露宴の時に気を抜いているわけではないですよ、念のため)
初めてご一緒したレイコさんのバイオリンもすばらしかったし。

こういう仕事、
自分は向いてるな、と思う。
誰かのために演奏する、というのが
やっぱりやってて張り合いがある、っていうか。
ほんとは普通のライブだってそうあるべきなんだけど、
そのへん、なかなか難しい問題ですね。

まあもちろん、これは演奏者側の考えであって、
聴き手がどう思ってるか、ってのは、とりあえず
おいといて、ってことなんだけど。

なんのために音楽をやるか、ってのは
なかなか哲学的な、深い問題です。
音楽自体の魅力、という問題と、音楽をやる、ということの問題、
つまり、受信と発信の違いみたいなことだけど、
これやっぱ違うなあ、って思う。
いや、本当は違わないといいたいとこですけどね。
でも、僕ら凡人が音楽を発信する、ということは、
やっぱり、そういう理想論だけでは解決しない、
まあ、だからこそ、世の中全般のあり様の不思議さ、不可解さに、
より、接近した問題だ、といえるかもしれないけどね。


文は人なり、って言葉があるけど、
音楽は人なり、って言葉はないよね。
いやでも、
ほんとに、文は人なり、っていえるのかどうか。
人としてすごく問題をかかえていても、
多くの人を魅了する文章を書ける人って、
たしかに、存在してるしね。
音楽に関しては、そんな例
いくらでもあげられる。

そこのところ、非常に難しい問題ではあるけど、
今のところの個人的な見解としては、
天才の作品と、凡人の作品とは
区別して考えるべき、というところか。
あんまり凡人、凡人て、いうのも
いかがなものか、という気もするけど、
天才、と呼ばれる人が確かに存在するのなら、
同時に凡人だって存在する、という理屈になるんだから
これはしょうがないと思う。
だから、自分たちを卑下する意味で使ってるわけではない、
ってことは強調しておきたい。

でも、凡人の作る作品でも、人の心を動かすことは
可能だと思う。

僕だって、今まで音楽を聴いて感動した経験が、
すべて、いわゆる天才といわれる人によるもの、というわけではないと思う。
では、凡人の作る作品でも、人の心をうつことがあるのはなぜか、っていうと、
それは多分、その作品が、自分以外の誰かにたいして、強い気持ちで
語りかけようとする姿勢があるからじゃないかな、って思う。
結局、芸術っていうのはある種のコミュニケーションだと思うから、
送り手が何か外に向かって発信しよう、という姿勢を持っていたら、
それに何かしら心を動かされる受け手っていうのは、少なからず存在するんだと思う。

なんだかちょっと酔っ払ってきてしまいましたが、
それなりのスタンスみたいなもの、自覚してないとだめだよな、
なんて、ちょっと思ったものですから。
軸がしっかりしてれば、いろいろあってもぶれずに
いけるはずだなあ、と。








衣替え

2011-04-25 | 日々雑感
もうすぐ5月だというのに
全然春らしい天気にならないので
ブログも衣替えをするのをすっかり忘れていました。
春バージョンにしようと思ってテンプレート一覧を見てみたら
昔けっこう気に入ってた観葉植物のデザインのテンプレートが
いつのまにかなくなっていて、ちょっとショックでした。
これも悪くないけど、なんかいまひとつだな。

まあいいけどね。

ライブは少ないんだけど、
いろいろ営業の仕事準備が重なって、
特に今週はかなり忙しいです。
ゴールデンウィークもかなりバタバタする予定です。

最近「この練習は絶対必要だな」と思うことがやたら増えてきたので、
なんとかしなきゃ、と思ってるんですが、
そういうときに限って、本当に時間がありません。
そんな中でもなるべく時間を作って練習しなきゃな、
と思うには思ってますが。

なんか、しばらくお気楽文章から遠ざかってたせいか、
文章がうまくかけません。いや、もともとうまくはかけていないですが。
そういうことじゃなくて。


バッハをきちんと勉強しようと思って、
解説がたくさん載ったインベンションの譜面を買ってきました。
いや、正確にはシンフォニアですが。
継続して弾く練習をすれば、
いろんな意味で、音楽的に向上できるのではないか、
とふんでいます。
しかし、3声というのは、2声とは比べものにならないくらい
ムズイですね。
ムズイ、ということは、
やるだけの価値はある、ということです。


この間、ある人の口から聞いた「デタシェ」という言葉。
最近の自分の中のキーワードになっています。
雑にいうと、弦楽器でボウイングのとき弓を折り返す時の技術ですが、
これ、イメージとしては、ジャズピアノを弾くときも
すごく大事です。
いや、こんなこと、分かってる人にはちゃんとわかってるんだけど。
ノンレガートというのともちょっと違う。
あるサイトではバイオリンを弾くときのデタシェのニュアンスについて
「子音をつける」というような言い方をしていました。
まったく言い得て妙です。
こういうことをイメージして鍵盤を押す練習をすると、
音色がすごくクリアになって来る気がします。
鍵盤って、1センチくらい下がって鍵盤を受けてる部分(棚っていうみたい)に当たってストップするわけだけど、デタシェのイメージで弾いてると、
この1センチのあそびの部分を突っ切って、指がいきなりこの棚にヒットするような、
そんな、感じになります。
こじつけかもしれないけど、この感じって
管楽器のタンギングにすごく似てるんじゃないかな。
どちらも、明瞭で瞬間的な発音、ということを実現する技術ですもんね。


フリーの譜面作成ソフトのmusescore。
去年から使いだして、すごくいいので
いろんな人にすすめていたのですが、
最近なんか、じわじわ浸透しつつあるようです。
とはいっても、楽器演奏者が中心ですけどね。
できればボーカリストにどんどんこういうの使ってほしいんだけどな。

というわけで、あっちいったりこっちいったりの雑文集でした。
(こんな文章を書いてると、たまにお会いする人に、何書いてるかわからん、
というようなおしかりを受けることがあります。)







チャリティライブ終了しました

2011-04-19 | 日々雑感
一昨日の日曜日、北山通りの陶板名画の庭で
東北地方太平洋沖地震のチャリティ(ストリート)ライブを実施しました。
前回に比べ、天候がすごくよかったこともあって、
大勢の方が足を止めてライブを聴いて、募金もしてくれました。
もちろん、集まってくれたミュージシャンの演奏がすばらしかったことは
いうまでもありません。
集まった募金は、合計53,557円でした。
全額赤十字を通して寄付させていただきました。
募金していただいた方に感謝したいと思います。
どうもありがとうございました。
そして、集まってくれたミュージシャンのみなさんも、
本当にありがとうございました。

僕がお礼を言うのはおかしなものかもしれませんが、
なんとなくそういう気持ちになりました。

チャリティイベントのお知らせ

2011-04-09 | スケジュール
3月20日に実施した東北地方太平洋沖地震のチャリティライブの
第2弾を実施します。
期日は4月17日(日)(雨天中止)
場所は、前回と同じ北山通りにある
陶板名画の庭のエントランス広場
です。
当日のプログラムですが、
12時~栗田洋輔(ts)バンド
13時~ミキコウヘイ(vo)バンド
14時~浦千鶴子(vo)バンド
15時~藤井美智(tp)バンド
(フロント以外のバンドメンバーは、河野多映(p)、須曽野豊(gt)、衛藤修治(b)、木曽稔之(dr)、平川雅子(b)、平川勝朗(p)が適宜参加予定)
です。時間は多少前後する可能性があります。
また、時間があまればセッション形式でライブをすると思います。
関西のジャズシーンに通じている方ならお分かりかと思いますが、
これだけ豪華なフロントメンバーが一度に集まるのは
そうあることではありません。
かなり楽しめる内容になると思いますので、
是非是非見にきて頂きたいと思います。

4月スケジュール

2011-04-08 | スケジュール
まいりました。
多分ここまでスケジュールアップがずれこんだのは
初めて。
なんかこまごましたことが、一ときに集中してしまって
忙しくなってしまったところに、子供の風邪をもらってしまってダウンして、
ついでといってはなんですが結膜炎のひどいのにかかってしまって。
でもってよりによってライブが連続してしまって。
うん、プチ厄年でした。(厄月?厄週?)

やっとちょっとだけ一息つきかけたところです。
忙しいときと暇な時が両極端でほんと困る。
どうして仕事やら用事やらって、もっと分散してくれないのかしら、
っていうぼやきは、よく耳にするものだし、
自分もよくそういうふうにぼやくことが多い。
まあでも考えてみると、世間の人それぞれに自分とは違う忙しい&暇の波を持っていて、それに対してなんか外からやってくる「仕事の波」というものがあるとすれば、
それがある人にかみあってるときというのは、自分には噛み合ってないわけで、
逆にたまたま、仕事の波が一ときに複数自分のとこに噛み合うことだってあるわけで
まあ、そこをなんとかやりくりするのが、大人ってもんでしょう、
って感じもするのですけどね。


 4月 8日(金)  HELLO DOLLY(京都市中京区先斗町四条上ル tel,75-241-1728)

         with宮藤晃妃(vo)
           田代泰之(b)
           土佐まさかず(dr)

 4月15日(金) 祇園Birdlandピアノソロ(演奏は21時頃からです)


 4月17日(日) 陶板名画の庭エントランス広場
         東北地震のチャリティライブです。
         素晴らしいミュージシャンに集結してもらいました。
         詳細は追って。


 4月23日(土) ウエスティン都ホテル京都

          with浦千鶴子(vo)

 4月24日(日) ウエスティン都ホテル京都

          withかづき(vo)


 4月28日(木)  北新地Misty
          withかづき(vo)
            福呂和也(b)




 4月30日(土)  アンソニアカフェ

         with若松美恵子(vo)
           長谷川明正(b)