前回の記事、やっぱり最後じゃなかったですね。
今日、ノルウェイの森を観てきたので
なんとなく感じたことを今日中にメモしとこう
と思ったのです。
多分ネタバレアリです。
映画館行ったの、おそらく10年ぶりくらいだと思う。
二条城の近くのtohoシネマズというところだったんだけど、
なんか映画館というより、馬鹿でかいゲームセンターというか、
(別にゲームがあった訳ではないけど)アミューズメントスペースっていうのかな、
最近はこんなんが普通なんでしょうか。
しかも席が指定になっていて、
そんなことにもいちいちびっくりしてしまった。
完全に時代から取り残されてる感じだ。
ま、そんなことはいいとして、
この映画の感想だけど、
うん、すごくよかった。
いくつかの場面ではつい落涙してしまった。
ワタナベの気持ちが緑と直子の間で揺れ動く様子が
余計な挿話みたいなものがほとんどなかったことで、
ちょっとわかりやすすぎるというか、図式的になってた
きらいはあったけど、
でも、全体を通して無理のない流れで話が展開していったので、
そういうものとして、すんなり入っていけた。
トラン監督の作品は、初めて「青いパパイヤの香り」観たときに
その圧倒的な映像美に一発でノックアウトされた口なので、
その辺の期待値は最初からすごく高かったんだけど、
実際観たら、余裕で期待値を上回るものだった。
もう、文句なしにきれいな映像です。
表現するボキャブラリーがないことが恨めしいくらい。
窓越しに見える雨の風景、
ワタナベと直子が結ばれるシーン、
風にさざめく木々や葉っぱの風景、
雪に覆われた山の風景、
数々の映像が、映画館出たあとでも、
はっきりと頭の中に焼きついている。
特に草原の中を直子が急に走り出して
ワタナベがそれを追いかけてつかまえるあたりの映像は
情景の美しさと2人のおかれた状況の悲しさが完全に1つのものとなって、
心がめちゃくちゃ揺さぶられた。
1点だけ気になったのが、
最後にワタナベがレイコさんとやっちゃうのは
ちょっとそれまでの経緯がはしょられすぎで、やや無理があるかな、
って感じたとこ。
どのみちはしょられる箇所はいくらでもあったのだから、
そのへんの整合性はもうちょっときちんとしてた方がよかったかな、
って気もしなくはないかな。
ま、それにしても、この映画すごく短く感じましたね。
もうちょっと長尺でもよかったんじゃないかな。
単に、もっといっぱい観たかった、ってことなのかもしれないけど。
この映画観る前に、もう一回原作読んでからいこうかどうしようか
すごく迷ったのだけど、結局読むのはやめておいた。
(昔3回くらいは読んでるんだけど)
でも、
読まずに行って、正解だった。
原作と比較する必要はないと思います。
いつまでやってるかしらないけど、
観ようかどうか迷ってる人にはお勧めです。
今日、ノルウェイの森を観てきたので
なんとなく感じたことを今日中にメモしとこう
と思ったのです。
多分ネタバレアリです。
映画館行ったの、おそらく10年ぶりくらいだと思う。
二条城の近くのtohoシネマズというところだったんだけど、
なんか映画館というより、馬鹿でかいゲームセンターというか、
(別にゲームがあった訳ではないけど)アミューズメントスペースっていうのかな、
最近はこんなんが普通なんでしょうか。
しかも席が指定になっていて、
そんなことにもいちいちびっくりしてしまった。
完全に時代から取り残されてる感じだ。
ま、そんなことはいいとして、
この映画の感想だけど、
うん、すごくよかった。
いくつかの場面ではつい落涙してしまった。
ワタナベの気持ちが緑と直子の間で揺れ動く様子が
余計な挿話みたいなものがほとんどなかったことで、
ちょっとわかりやすすぎるというか、図式的になってた
きらいはあったけど、
でも、全体を通して無理のない流れで話が展開していったので、
そういうものとして、すんなり入っていけた。
トラン監督の作品は、初めて「青いパパイヤの香り」観たときに
その圧倒的な映像美に一発でノックアウトされた口なので、
その辺の期待値は最初からすごく高かったんだけど、
実際観たら、余裕で期待値を上回るものだった。
もう、文句なしにきれいな映像です。
表現するボキャブラリーがないことが恨めしいくらい。
窓越しに見える雨の風景、
ワタナベと直子が結ばれるシーン、
風にさざめく木々や葉っぱの風景、
雪に覆われた山の風景、
数々の映像が、映画館出たあとでも、
はっきりと頭の中に焼きついている。
特に草原の中を直子が急に走り出して
ワタナベがそれを追いかけてつかまえるあたりの映像は
情景の美しさと2人のおかれた状況の悲しさが完全に1つのものとなって、
心がめちゃくちゃ揺さぶられた。
1点だけ気になったのが、
最後にワタナベがレイコさんとやっちゃうのは
ちょっとそれまでの経緯がはしょられすぎで、やや無理があるかな、
って感じたとこ。
どのみちはしょられる箇所はいくらでもあったのだから、
そのへんの整合性はもうちょっときちんとしてた方がよかったかな、
って気もしなくはないかな。
ま、それにしても、この映画すごく短く感じましたね。
もうちょっと長尺でもよかったんじゃないかな。
単に、もっといっぱい観たかった、ってことなのかもしれないけど。
この映画観る前に、もう一回原作読んでからいこうかどうしようか
すごく迷ったのだけど、結局読むのはやめておいた。
(昔3回くらいは読んでるんだけど)
でも、
読まずに行って、正解だった。
原作と比較する必要はないと思います。
いつまでやってるかしらないけど、
観ようかどうか迷ってる人にはお勧めです。