大井町プロジェクト

工事の概要と経過報告です

杭工事3

2009-05-18 16:47:31 | 日記
スランプを測っているところです。現場に到着したミキサー車から一部取り出して確認します。高さ30センチの円筒型のコンクリートが容器から出して何センチ下がるか(バケツをひっくりかえす要領)がスランプ値です。数値が高いほど柔らかいことを示します。この時は設計でスランプ値18に対し、試験体は17.5で許容範囲内でした。直径1.1mの杭で必要なコンクリートはほぼ20m3。現場に入れるミキサー車は1台約2m3ですからほぼ10台分必要です。
 建物は底版から約14mの高さです。それが4m地中にもぐり、パラペットで高さ約10mとなっています。それを直径約1m、長さ17mの杭19本で支えているイメージです。

杭工事2

2009-05-18 16:24:35 | 日記
現場で組み立てた鉄筋かご(直径80センチ)です。中央の鉄筋には「250∩・」と表示されています。これでφ25、メーカー、品質(SD345)などが読み取れます。

杭工事1

2009-05-18 15:52:44 | 日記
杭工事の概要
1.地面に大きなドリルで孔をあける(孔がくずれないように比重の大きい水溶液を入れながら)
2.鉄筋のかごを吊りおろします(長いので4本に分割して作成し、つなぎながら)
3.鉄管を底近くまでおろしておき、少しづつ引き抜きながらコンクリートを流しこんでいきます。
今回の杭は長さ約17m(地下ピットの下から).数字は地盤からの高さ(深さ)を示します。現場に設計時点で行った地質調査のサンプルを置いておき、それと比較しながら支持地盤を確認します。
支持地盤となる地層が20mの深さで確認されました。細かい砂の層です。(土の混じった砂は支持地盤になりませんが、砂だけの層は沈まないので支持地盤となります。杭はこの支持層に1m食い込ませて打設されます。