ひさらのきまぐれ。

多趣味だけどどこかぼんやりな私(ひさら)の気まぐれブログ。
趣味の話、日々の話。

【映画】サマー・ウォーズ

2009年07月25日 | 映画
サマー・ウォーズ」試写会行ってきました。ありがとう、TokyoFM
→「サマー・ウォーズ」情報はこちらからサマーウォーズ - goo 映画


”『時をかける少女』の細田守監督が放つ劇場アニメーションの最新作。”ということなんですが。残念ながら、『時をかける少女』のアニメ版、予告しか見たことがないです。すみません。原作は知ってるんですけどね
ので、私にとっては初めてのアニメ作品です。

舞台は信州上田、のとある一隅。その昔は武士軍団であった「陣内家」の人々(イメージはずばり真田軍)が、現代の世で第三次上田戦争を勝ち抜こうとする物語。
現代の上田に攻めてくるのは、ラブ・マシン(なんつぅネーミング。。。)と名付けられた人工知能。戦場は陸地ではなく、仮想空間”OZ”。
勝手の違う空間で、人工知能を相手に、それでも「人と人のコミュニケーション」や「大家族パワー」を駆使して勝利を手にする陣内家の人々。

奇妙にリンクする仮想世界と現実。そこでの危機は、実際に人々の生活に多大な影響を与えつつあるのだが。その一方では、全くそのことにかかわりを持たず気付きもしない人々の生活もあり。

いかにもアニメっぽい戦いそのもののスピード感、手に汗握る臨場感だけでなく、そういう「現実とのズレ」を楽しむのも一つかな、と思った。

話は、アバターを使って人々が生活する仮想空間”OZ”が人工知能に乗っ取られる!という危機感からスタートするのだが。
この設定自体をすんなり受け入れられる、危機を危機として捉えられるのはある年齢以下だろうと思う。アバター?なにそれ?という人では、余りこの話にはついていけないしね。
そのことを揶揄するような場面がアニメの中にも登場する。

主人公たちが新幹線の上田駅から乗り換えるローカル線の丸窓だとか、最後に噴出する温泉だとかいうアイテムから、別所温泉の様子を勝手に思い浮かべながら見ていた。よく映画で自分の知ってる場所がロケに使われてて「ああ、知ってる知ってる!」と思ったりする、あの感覚に近い。

それと同じように、アバター、仮想世界、と言われて「ああ、知ってる知ってる」と身近に思える人には、十分楽しめるひと夏の物語だと思う。

主人公の男子高校生のヴォイス・キャストとして神木隆之介。年齢的にもぴったりだし、内気で人との付き合いが下手で、数学オタクというキャラクターのツボを良く押さえていたと思う。

ひさら的オススメ度 ★☆☆☆☆
小学生の夏休み映画、というにはちょっと対象設定が上っぽい感じもするし。大人のデート作品でもないし。高校生がワイワイ言いながら見に行く感じ、、、にはちょっと地味かなぁ、という。
個人的には面白いと思ったものの、人におすすめするには難しい作品。
単館作品なので、知る人ぞ知る、というものなのかも。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿