iPhone OS4.0が発表されました 2010-04-12 11:16:42 | Apple iPhone OS4.0が発表されました。正式リリースは夏の予定らしいデス。 でも何故かiPadは秋以降の対応。 まあ出たばっかりでOSのバージョンアップはありえないか。 個人的には、最初からOS4.0が乗ってれば、iPadの魅力も倍増と思いますが、間に合わなかったのかな。 それとも次期iPhoneを売るためのしたたかな戦略? 今回の一番の目玉はなんといってもマルチタスク対応。 前から要望が多くて、次期バージョンでは対応する噂がでてたので、まあサプライズと言うわけではないですが。 Androidとは違って、バックグランドになったアプリは基本スリープ状態だったり、結局バックで常時走らせるためにはAPI呼ぶ必要があったりでプログラム的な自由度は限定されますが、消費電力とかを考えればコチラの方がユーザーにとっては嬉しいかも。ボタンのダブルクリックでタスクも選択できて便利です。 そしてフォルダ機能。 AppStoreからガンガンダウンロードしてくるとあっという間に画面がアイコンで埋まってしまうので、フォルダーでグループ分け出来るのはいいね。 グループ分けしたアイコンはさらに小さなアイコン(アイコンの中に9個納まるデザイン)で、直感的にも非常に解りやすい。 グループの詳細を出す時、画面がサブ画面に切り替わらずに、吹き出しみたいに出てくるあたりがAppleらしいUIデザインですね。 まあ好みは分かれそうですが。 そして業界に物議を呼びそうなiAd これで完全にGoogleに喧嘩を売ったことになるね。 アプリだけでなく広告もAppleが管理することになるわけだ。 アプリは無料で、広告で費用回収(開発者にも60%の広告収入が入る)というビジネスモデルがメインになってくるのかな。 でもあの狭いiPhoneの画面に広告が出るなんて、なんか嫌だ。 iAdの動作はマルチタスクを前提にしているような気がするけど、3Gとかどうなるんだろう。 iAd対応アプリが動作しないと困るなぁ。 あと、開発者の間で開発規約の変更が話題になっています。 Objective-C、C、C++で書かれたコードもしくはWebkitエンジン経由のJavaしか認め得ないといことで、完全にAdobeのFlash対抗ですね。 自分はSDKのみで開発しているので、あまりピンとこなかったんですけど、実はAdobeがFlashで開発したプログラムをiPhoneアプリに変換する機能を発売するらしい。ほんとにAdobe嫌いなんだね。 このことをきっかけにAppleが嫌いになる人、Appleから離れていく人も出そうな模様。 まあ、自分はAndroidと掛け持ちで、もともと節操が無いので今のところはスルーです。 iBookサポートも発表されました 日本ではiBook自体が未定なので、今のところはなんとも言えないな。. iPadも発売されることだし、なんとか日本でもサポートして欲しいです。 自分にとって衝撃は3Gがプルサポートでなくなったことでした。 手持ちのiPhone3Gは2年契約でまだ1年以上も残りがあるので、さすがに夏の時点での機種変更は厳しい状態。 それでも買い換えるべきか... とりあえずSDK4.0betaと3G用OS4.0betaをダウンロードして、具体的にどうなのか調べてみました。 結果、マルチタスクは当然無しでしたが、フォルダ機能、メールのマルチアカウントなどは対応しているようです。 結局、新機能を全て試したわけじゃないので断言できないけど、3Gバージョンと3GSバージョンの違いはマルチタスクだけっぽい。 これを良しとするか。 確かに、マルチタスクは便利だけど、これが無ければって言う機能でも無いのかな。 気になるのはマルチタスク対応アプリを、3Gとか旧OSで走らせた時の動作の方。 まさか動かないって事はないと思うが。 iPhoneOS4.0の登場によって、今までAndroidのメリットとして説明してきた部分がほとんど差別化できなくなってしまいました。 唯一残った、ソフト、ハードの自由度は逆に両者の差が鮮明になってきています。 Appleの囲い込みの中でヌクヌク開発をするのか、自由を求めて荒波のAndroidに飛び込むのか... 一般ユーザーはあまり関係ない話ですが。 しかし、最近のApple、かなり強気であちこちに喧嘩売っているみたいなんだけど、大丈夫かなぁ。