Kaitsukeyaの独り言

『Kaitsukeya.com』のWebmaster HILO DIEGOが綴る日々の雑感と独り言...。

バリ島大富豪のお話…!?

2012年10月15日 | 豆話
実は以前から『出稼げば大富豪』クロイワショウ著のシリーズ本を読んでいるわけで…、


その中に登場するバリの大富豪である、通称兄貴からの教えを主に綴った本になるわけですが…、


これが実はかなり面白く…時間を見ては何度も読み返しています。


中卒の学歴で幼いころに母親に捨てられ、食べるのにも困った幼少期を経て、ある日突然バリで大富豪になってしまった兄貴の生い立ちから、大富豪になるまでの教訓が綴られているわけですが…、その兄貴が先ず言うのが…、『人の幸せを常に考える。』という事です。


商売でも先ず先に相手を儲けさせることが重要。これがあって初めて自分に利益がもたらされる。


兄貴は20代後半まで日本で色々な仕事を掛け持ちし、やがて独立し、ある程度のお金を掴むわけですが、そのお金で旅に来たバリで、バリの人々にお金を貸しまくり…やがて破産寸前にまでなってしまったそうです。するとお金を貸していた一人が、お金は返せないけれども、当時借金をさせてくれた際は、子供の病気を治すためにお金が必要であり、そして結果子供を救う事が出来たのは、『兄貴』のおかげということで、自分が所有する土地の登記簿を兄貴に渡したそうです。その土地が数年後に数億円の価値ある土地となり、兄貴はそこから更に土地を買い、今では巨万の富を得るほどの大富豪になったそうです。

このような結果となったのは、常に相手の幸せを考えていた、からこその賜物なのだ、と兄貴は綴っています。


このような話を聞くと、ビジネスをしていても、日常の生活でも…、ついつい目先の利益ばかりに走ってしまっている自分が情けなくなりますが…、そもそも我々日本の文化には『他を思いやる』という概念が存在しており、こうして歴史を追ってみていくと、どうも今の豊かな生活がこの考えを邪魔しているようにも思えます。


自分が今日ここにいるのは、両親含め他の人々に支えられている存在している。改めてそのような感謝の心を確認することができる本です。


おススメです!