Kaitsukeyaの独り言

『Kaitsukeya.com』のWebmaster HILO DIEGOが綴る日々の雑感と独り言...。

京都・伊勢の旅

2004年09月23日 | その他
行って参りました京都・伊勢への旅!
さてさて昨日はまず京都入りし、そのまま清水寺へ。ここはやはり有名なあの「舞台」ですね!という事で早速散策。その後アメリカ時代の上司が現在修行している湯豆腐屋「奥丹」へ。ここは元々かのブリジストンの社長がお住まいになられていた建物だそうで、敷地は…ん~千坪位あるんじゃないですかね?とにかく家の中も迷路のような感じでして…トイレに行った際に迷いました…笑)。上司Mサンもお忙しい中出てきてくれまして、色々と話しました。おそらく2年ぶり?位の再会でしたね。色々と苦労されているようでしたが、何時かはまたアメリカに戻りたいとの事でした。この辺は僕と同じなんですね~。僕もアメリカに将来的には住みたいんですよね…。
もっとお話したかったのですが、僕の今回のメインは日本三大虚空蔵菩薩様の一体が奉納されている伊勢は朝熊岳山頂にある金剛證寺本尊 福威智満虚空蔵菩薩様への巡礼(僕の干支である丑年の守り本尊なんです)でしたので、先を急ぐことに…。
■清水寺の舞台「清水の舞台から飛び降りるつもりで…」 ■舞台の下からの写真。飛び降りたら確実に死にますね…

京都を早々に後にし、翌日いよいよ今回の旅のメインである伊勢へ。名古屋からすぐかな?と思っていたのですが、片道約1時間半…。以外に遠かったですね~。名古屋から鳥羽へ行き、そこからタクシーで朝熊岳山頂へ。タクシーの運転手さんが観光案内を買って出てくれまして…、まずは金剛證寺へ。
■本堂への階段横にある樹齢400年の杉の巨木 ■金剛證寺入り口付近

まずお寺に入りますと2体の仁王様が、そして中にはなんとも気の休まる池が…。運転手さん曰く、元々このお寺は弘法大師が天長2年(825年)に真言密教の大道場を開く為、そして伊勢神宮の鬼門であるこの場所を守る寺として開設。しかし、その後数百年に渡り捨て去られてしまい…。1400年頃に法孫仏地禅師が再興し、禅寺に改め、現在は臨済宗南禅寺派の別格本山となっているそうです。歴史や宗教を知らない僕はう~ん…何を言っているのか良く分かりませんでしたが…、そのお寺の風格からしてとにかくとてつもないパワーというか…壮大さが伝わってきてました。


■本堂。ここにかの虚空蔵菩薩様が…

■本堂前には丑(頭の上には福の神が…)と虎が…。この像に触れると(丑)健康そして福が訪れる(虎)智を身につけられるそうです。当然ベタベタと触りまくってきました…(笑)

無事に虚空蔵菩薩様にお参りし、お守りもGET!仕事、健康…すべての面でお祈りしてきました。さてお参りを終えると本堂横まで運転手が車を付けて待っていてくれまして、電車の時間までまだ暫くあるからもう少しいろいろ見ましょう…という事に…。本堂横道を歩いてますと、さらに山の上への道がありまして…(とても険しい道で生半可では登れそうもない道でした…)、そこを上っていくと八大竜王社があり、竜が祭られているとの事。竜は空を飛ぶ事から先見の目が身に付く言われていて、商売繁盛などの祈願にかなりの方がお参りに行くそうです。僕も行きたかったのですが、今からでは電車に間に合わなくなると…運転者さんが言われるので…残念っ。そしてさらに奥へと歩きますと、今度は卒塔婆道が…。これは死者の慰霊というのですかね?死んでから5年は人間の魂は高い所を浮遊しているとの事で、死者を弔う為に一人一人の名前、そして家族の名前が記された柱のように高い塔婆が…。かの美空ひばりさんや石原裕次郎さん、そしてミキモト(真珠)の社長などの塔婆もあったそうです。とにかく全国からここへ塔婆を出しに来るそうで…その数はもう…数知れず…道という道の左右にはこの塔婆が…。
その後そろそろ電車の時間が近づいてきたという事もあり、最後に山頂の展望台へ行き少し見てから山を後にしました。そうそう…この朝熊岳ですが、「あさくま」とは読まずに、「あさま」と読みます。「あさま」とはもともとアイヌ族の言葉で、「キラキラ輝く神」という意味を持ち、ここから見える日の出の太陽を崇拝していたそうです。そういえばアイヌはハワイやインディアンと同じで自然の中に神が存在すると信じている人たちですよね?アイヌといえば北海道ですが…昔は色々な所にいたそうです。


■展望台からの景色…上は伊勢湾。下は永遠と続く山々…

まあ…そんなこんなで無事戻ってきたのですが…もっと長く行っていたかったですね…。また事前に歴史も良く知ってから行くとさらに楽しめそうな気がしました…。次回はおそらくこの三大虚空蔵菩薩の一体がある福島への旅になるかと思いますが…このような歴史的背景など調べた上で行きたいと思っています。それにしてもなんだかとても心休まる旅でしたね。時間的にはとても短かったのですが、とても充実していました!