6月20日(木)本校SSH1年次生徒を対象に山梨を知る講演会①が実施されました。
講演内容は「低温の世界と超伝導-それらに対する単結晶の関わり-」です。
山梨大学クリスタル科学研究センターの綿打敏司教授に講演をいただきました。
まず、山梨県が誇る宝石加工技術や水晶の性質について教えていただいたあと、
液体窒素を用いての低温実験を行いました。
次に超伝導についてのお話を伺いました。
導体の抵抗率は低温にすると低下することから色んな物質が超伝導になりうる、というお話を聞いたのち、
実際に酸化物超伝導体を使った浮上実験を見せていただきました。
その後、超伝導がリニアモーターカーへ応用されていること、
超伝導を用いることでCO2の排出量を減らせることや、電力供給の効率化ができるという興味深いお話を聞きました。
最後は、これから課題研究を行う生徒たちに研究を行う上でのアドバイスをいただき大変有意義な講演会になりました。
山梨大学の先生方、本当にありがとうございました。