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「やりすぎちゃった」「子供に恥ずかしくて…」リオン被告⑥

2011年03月03日 14時31分39秒 | ニュースの感想

「やりすぎちゃった」「子供に恥ずかしくて…」リオン被告

2011.3.3 13:49

http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110303/trl11030313510011-n1.htm

保釈される伊藤リオン被告=2月21日、東京拘置所(春名中撮影)

 裁判官から伊藤リオン被告への質問に移った。なかなかかみ合わないやり取りに裁判官がいらだちをみせる場面も。伊藤被告は「子供には恥ずかしくて説明できない」と後悔も口にした。

 (11:15~11:30)

 《歌舞伎俳優の市川海老蔵さん(33)の顔を殴り、重傷を負わせたとして傷害罪に問われた伊藤リオン被告(27)の公判。板野俊哉裁判官の質問が始まった。伊藤被告は背筋を伸ばしながらも、ポカンと口を半開きにして耳を傾けている》

 裁判官「私の方から、いいですかね」

 《板野裁判官が身を乗り出すようにして質問を始めた。まずは、暴行のきっかけとなったと弁護側が主張する海老蔵さんの「頭突き」についてだ》

 裁判官「◯◯さん(元暴走族リーダー、法廷では実名)が海老蔵さんに頭突きをされたと言っていましたが、その後、海老蔵さんはどうなりました」

 《伊藤被告は質問の趣旨が理解できないようで、しばらく裁判官と質問の応酬が繰り返された》

 伊藤被告「(海老蔵さんが)ずっと、◯◯君を見ている感じだったんで、殴るかと思って自分が手を出しました」

 《元リーダーを守るためだった、とする弁護側の主張に沿った答えを繰り返した》

 裁判官「そのあとは力いっぱい?」

 伊藤被告「力いっぱいってわけじゃないんですけど、とっさに手を挙げた感じ。力を込めてはいたけど…」

 《裁判官は殴った後の海老蔵さんとの距離や反応などについて確認した後、しばらく間を置いた。机の左に目を移し、手を組み合わせて黙った後に質問を再開した》

 裁判官「(海老蔵さんが)倒れた後も(暴行を)続けたんですか」

 伊藤被告「その後も向かってくると思って」

 《伊藤被告は、同じ主張を繰り返した》

 裁判官「殴った後に、海老蔵さんは反応していましたか」

 伊藤被告「その後はしていないです」

 裁判官「その後は一方的に殴った感じですかね」

 伊藤被告「そんな感じです」

 《一方的だった、と認めた伊藤被告に、板野裁判官は首をかしげながら質問を続ける。伊藤被告は徐々に質問に答える前に沈黙をはさむ場面が多くなってきた》

 裁判官「検察側の質問とも重複するんですが、なぜ止められなかったんですかね?」

 伊藤被告「冷静さを失って、とっさに思ったことなんで…」

 《伊藤被告は2秒ほど沈黙して、息を大きく吸いこんだあとに、絞り出すように話し始めた》

 伊藤被告「自分、やりすぎちゃった」

 《板野裁判官は次の質問を考えているようで、元リーダーや海老蔵さんの酔い具合を聞いた後に、伊藤被告の仕事について話を聞き始めた》

 裁判官「解体業というのは具体的にどんなことをしているんですか」

 《伊藤被告によると、昨年4月から昔の知人の紹介で始めた仕事は日給制。板野裁判官は質問を続ける》

 裁判官「一月にどれくらい仕事をしていました?」

 伊藤被告「ちょっと、ごめんなさい…(沈黙)。週に一回ぐらい、ですかね…月18回くらいか、もうちょっとあるかも」

裁判官「楽しかった?」

 伊藤被告「そうですね…。楽しくないわけではなかった」

 裁判官「一月にいくらぐらいもらっていた?」

 伊藤被告「25万円いかないくらいです」

 《2人の男性弁護士はペンを回したりしながら伊藤被告をずっと見つめている。板野裁判官はまた首をかしげながら話し始めた。次に元リーダーとの関係に話題を変えた》

 裁判官「◯◯さんとはどのくらいの頻度で会っていたんですか」

 伊藤被告「会わないときは全然。何カ月か(会わない)。一緒にフットサルのチームをやっているんで、多くて月に2、3回です」

 裁判官「事件の前は直近でいつ会った?」

 伊藤被告「そんとき久しぶりだったんで3カ月くらい前ですかね」

 《思った答えが出てこないようで、裁判官は再び質問を変えた》

 裁判官「あなたにとって◯◯さんはどんな存在でしたか」

 《伊藤被告は少し体を揺らした後でゆっくり話し始めた》

 伊藤被告「えっと…。昔からお兄ちゃんみたいな存在。お互い片親で育ったきたっていうのもあるし、面倒もみてくれました。相談に乗ってもらったり、自分も」

 《元リーダーのことについて話すときは、伊藤被告も饒舌(じょうぜつ)になるようだ》

 裁判官「兄貴分のような存在?」

 伊藤被告「はい」

 裁判官「兄貴分から電話が来たからいかなければ、という感じですか」

 伊藤被告「ちょうど何もなかったんで、そのとき」

 《伊藤被告が電話を受けたのは事件当日の午前4時から4時半ごろまでの間とされている》

 《元リーダーに関する質問が終わると、板野裁判官は机の左右を見ながら首をかしげ始めた》

裁判官「いろいろと考えてみたんですが、4月から仕事も始まって、それなりの仕事で収入もあって…。結婚して、子供もいて、私からしてみれば守るべき存在もいて、なんでこんな事件を起こしてしまったのかと思うんですよね。あなた自身はどう思っていますか?」

 《板野裁判官は、早口になりながら端的に疑問を述べた》

 伊藤被告「本当に◯◯君を守るためで…ほかに方法はあったが、暴力は申し訳ないと…」

 《伊藤被告はほとんど聞き取れない声でこう答えた。間に沈黙も多く、要領を得ない答えに板野裁判官はいらだちを感じたようだ》

 裁判官「じゃなくて、どうして事件を起こしたか、と」

 伊藤被告「考えが甘かったんだと思います」

 《板野裁判官はまっすぐ伊藤被告を見つめながら最後の質問をした》

 裁判官「お子さんにはどう説明しますか」

 《数秒の沈黙が続いた。伊藤被告が言いよどみながらさらに小さい声で話し始めた》

 伊藤被告「説明できないです。子供には恥ずかしい」

 《板野裁判官は質問の終了を告げた》

 裁判官「じゃ、いいですかね」

 《席に戻るよう促された伊藤被告は、天井を仰ぎ、大きく深呼吸をしながら弁護側にある被告席に戻った。周りをキョロキョロ見渡し、質問前と違って落ち着かない様子だった》



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