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ジャックス・マネキン / エヴリシング・イン・トランジット

2007-01-30 | Disc Review
今回は、先日の初来日公演も記憶に新しい、サムシング・コーポレイトの中心人物でもあるアンドリュー・マクマホンのソロ・プロジェクトであるジャックス・マネキンのデビュー・アルバム『エヴリシング・イン・トランジット』を取り上げたいと思います。

昨年は、ジェイムス・ブラントダニエル・パウター等、所謂男性シンガー・ソングライター達の作品が脚光を浴びた年でしたが、特に、ダニエル・パウターの大ブレイクのお陰か、所謂ピアノ・エモ系のアルバムもCDショップの試聴機で、SSW系と並んでよく見かけました。そんな中でも、ピアノがリードするメロディックなポップ・ロックのバンドのアルバムとして、ザ・フレイの『HOW TO SAVE A LIFE~こころの処方箋』と並んで個人的にヘビーローテーションとなっていたのが、このジャックス・マネキンのデビュー・アルバム『エヴリシング・イン・トランジット』でした。

実は、サムシング・コーポレイトというバンド名こそ、所謂ピアノ・エモ系のバンドの紹介文の中で頻繁に目にしていたこともあり、以前から気にはなっていたものの、実際に聴いたことはなかったということもあり、偶々、サムシング・コーポレイトの中心人物によるソロ・プロジェクト作品という宣伝文句が目に留まり、試聴機で聴いてみることにした訳ですが、正直、聴いた瞬間にその音楽性、美しいピアノの音色に魅了されまして、即購入に至ることとなりました。

実際、アンドリュー・マクマホンがカリフォルニア州オレンジ・カウンティーの出身ということも影響しているのか、ジャックス・マネキンのサウンドは、ビーチ・ボーイズ直系のカリフォルニアらしい快活さと開放的な雰囲気にあふれたポップなメロディと清涼感溢れるハーモニーが印象的ですし、その疾走感溢れるピアノの美旋律は、聴く者の耳に心地よく、エモーショナルに響きます。また、アルバム収録曲も、全て最初から最後まで一気に聴かせてしまう超強力な内容で、その疾走感は圧巻ですし、捨て曲もまったくなく、その完成度たるや脱帽ものです。

とにかく、ベン・フォールズ・ファイヴビリー・ジョエル、70年代のエルトン・ジョンといった、アンドリュー・マクマホン自身が大好きだと言うアーティストが好きな方は勿論のこと、ドライヴの効いたピアノがリードするメロディックなポップ・ロックが好きな方には是非是非聴いていただきたいです。キャッチーなメロディーと若さ溢れるサウンドの疾走感がたまらなく気持ちいい、所謂ピアノ・エモ系の作品に仕上がってますので。

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