
雑誌『世界』10月号(2009年)を久しぶりに買った。
「安重根『東洋平和論』」の記事があったので、買ったのだ。
伊東昭雄さんの解説がすばらしい。この論考の完成まであと15日待ってほしいという安重根の希望は聞き入れられずに処刑されたという。安重根の素晴らしい人間性に触れた日本人の役人がこの論考を複写して残されたという。などなど・・・。
せっかく買ったのだからと、ぱらぱらと見ていたら、田中伸昭「大逆事件一〇〇年の道ゆき<10>」に、「神戸・夢野村の女性」の見だしがあった。その部分を読んだ。夢野は、私の生まれ育った神戸市兵庫区都由之町から西へ1キロほどのところだ。大逆事件に関係のある人が夢野にいたのか・・・。
1876年高知生まれの小松丑治は、98年に神戸海星病院の事務職員になりった。小松は、『平民新聞』の読者で、1904年9月に「神戸平民倶楽部」をつくり社会主義の勉強を始めたという。大逆事件の最後の人物として起訴された小松は、1931年5月1日、長崎刑務所から仮釈放されたのである。
兵庫の在日朝鮮人史研究の先輩として交流のあった故・小野寺逸也さんが、「神戸平民倶楽部と大逆事件」(『歴史と神戸』13巻12号)をいう論文を書いていることも、この『世界』の文章で知った。
小松の妻・はるは、夢野に住んでいて日本基督教団神戸多聞教会の会員だったのである。小松の20年の獄中生活のときに、彼女を支えたのが神戸多聞教会の今泉真幸牧師だったという。
実は、私はこの神戸多聞教会の会員なのた。不真面目な信者で、たまに教会にいったときに「きょうは飛田さんが来られました」などと紹介されるので、ますます?行きにくいのだが・・・・・・。
「夢野」から偶然知ることになった「多聞教会」「小松はる」に、驚きながら、不信心もさらしつつ書き留めた次第である。はい。
友人のMorrisさんが、毎日更新した方がいいよと、助言してくれた。》を読んで。
私もプログを毎日更新するように心がけている
しかしなかなかこれが難しい!
話題と言うとなかなかこれと言って無い。
なのに井戸端会議 友達との電話等次から次に話題満載・・・何処が違うのかな????
ブログの短文にこんな出会いがあるのですね。
喜んでいます。
ありがとうございました。
戦争直後1945.10.4に丑治氏が亡くなったあとも今泉真幸牧師、そして田村真一牧師が大変よくして下さったようで、最後は明石愛老園で1967.3.25で亡くなられています。
夢野村、今も夢野という地名でしょうか。
どんな情報でもいいですから、小松はるさんのことなど教えて下さい。
晩年を過ごされたのだと思うと感慨深いものがありました。
多聞教会や夢野町へも、いつか行ってみようと思っています。
ありがとうございました。
「私は多聞教会の牧師だった今泉真幸の孫です」のかた、多聞教会の方が連絡をとりたいといわれています。
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