撮って歩こう日記

京の社寺を主に写真を楽しんでいます。
カメラは現在K-3とGRを使用しており、レンズはFA31やFA43がメインです。

広角と望遠の話

2011年03月27日 | カメラコラム
この前撮影に行った京都御所ですが、
ある意味興味深い写真があったので紹介してみます。
では、二枚の写真を。


PENTAX K-7,smc PENTAX-DA 15mmF4AL Limited,絞り:F11,ISO-100

去年撮影


PENTAX K-5,smc PENTAX-DA*55mmF1.4 SDM,絞り:F11,ISO-80

今年撮影

さて、この二枚の写真ですがどちらも同じ梅の木を撮影してます。
注目して欲しいのが背景の建物、京都御所です。
前者は京都御所がかなり遠く感じると思いますが、
後者では京都御所がかなり近くに感じてしまいますね。
これらの違いは何でしょうか?
それは前者は広角レンズで撮影し、
後者は望遠レンズで撮影しているからです。

広角レンズには近くの物を大きく、遠くの物を小さく写す効果があり、
望遠には遠くの物は大きく背景は圧縮効果により距離感をなくします。
これらはコンパクトカメラやケータイのカメラでも同じ効果が現れますので、
皆様にも実践してもらいたいものです。

では、これはどういうときに使えるかと言うと、
観光地で撮影したとき建物が遠かったりして
背景にしたい物が小さく存在感がなくなってしまうときに使えます。
とは言ってもどこまで使えるかは状況しだいですけどね。

ですので、ズームを使うときはただ撮るだけではなく、
立ち位置と焦点距離の関係も考慮して撮って欲しいものです。
特に広角望遠の使い分けで背景のコントロールも可能ですので、
使い分けも上達のコツと言えましょう。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿