
5年前と言えば、私は前任地の園でこの仕事を始めて2年が経っていた。
また、姑と同居を始めて2年。
記すことも、姑との心の葛藤を日記に記したり、
また、夫の兄弟への不満を綴ったり、
実家の親の心配をしたり・・。
夫は、この5年の間に前立腺炎で苦しみ、
2ヶ月間の会社を休職し入院手術・自宅休養があった。
大腸ポリープで手術をしたりと、54歳からの5年間は体を酷使してきた分、
大きな病気ではないとはいえ、体にもがたがあったりした。
そのかわりというか、私は本当に元気だったよね

娘達はと言えば、
長女は、この5年の間に彼を追って、
彼が学生だった頃は留学先の韓国にも何度も行ったり、
勤務先が変れば広島にも・・。
長女も地元の病院を退職し学生時代を過ごした京都の病院へと
勤務先を替えて・・・。そして今は結婚を待つ気持ちを日記に母として書いている。
次女もこの5年の間に、留学をし、我々家族もその地を訪ねたり、
卒業・就職、そして楽しい毎日を送っている。
気の付かない次女への不満も、日記には何度も登場した。
3女には、受験という大きな壁がこの5年の間に2度もあり、
結果も苦い思いをしたと思う。
親としてはどうすることも出来ない苦しい気持ちをこの日記にぶつけてきた。
グラン

4年前は、首に負った傷が見逃していて化膿がひどく手術・入院となった。
エンゼルハットをして退院、そして元気に過ごしたその後だったが、
この夏を待たずに天国に行ってしまった。
家族より家族だったグランの事も読み返すたびに涙・・・。
当初は、よく読む本の感想や書名を残そうとしていたが、
これは良く忘れた。後からきっと後悔するだろうな・・・と思いつつ。
5年って日記を書き始めた頃は、長い!と思った。
長女のコメントが残っている。
「おかあさん、これからの5年間色々な事があると思うけど
楽しみながら日記を書いていってください」とある。
12月まで付けていくこの日記

彼女の言うとおり、楽しんで使え、私の歴史にもなっている。