未明の電話

まだ暗い 5時前、電話がなった。

実家から⁉と、急いで受話器を取りに走った。

声は父。
「足が動かなくなったから、医者に連れて行って欲しい」と。

解った！と、応えた。

しかし、実は困った‼
今日は、一年で一番忙しい
起こしもの作りの日。

昨日、材料は測ったり 道具も万端の準備をして来た。
正規職員のＩさんは、怪我により暫くはは私の肩に全てかかっている。

今日は 捏ねたり蒸したり、
担任も忙しく、余りの人がいない
やはり休めない。

夫に、父の様子をみて来て！と頼み出勤しようとしたら、

母から、
「今日は病院はお休みだから、明日連れて行く。」と電話。

それなら、明日休んで付き合うね、と伝えた。

きりきり舞いの忙しい一日を終え、
明日休む為の準備もして 帰宅した。

夫に へ 昼間 家に 母から電話が有り、
「病院に行き、点滴をしてもらったら
元気になったから、もうこなくて良い」

どうやら、病院に行く必要があったのは母だったらしい。

介護疲れが溜まって来ているのが、原因であろう。

父の薬を貰いに、クリニックに明日母が行く予定をしていると知り、
点滴を受けて来た母に 行かせるわけにはいかない！

必ず行くから、待っていて！

三人のこれからを話し合って来よう。