三味線演奏家の西潟昭子さんのコンチェルトを池袋の東京芸術劇場に聴きに行った。2000席近い大ホールでフルオーケストラとのコラボレーションは、想像以上の融合と拡がりと新しさを感じることができた。今風にいうとシナジー効果というべきか!?。楽曲はこの日のために作られたジョヴァンニ・ソッリマという作曲家の作品からスタート。自らもチェロを持って演奏していた。フィリップ・グラスに推薦された事もあるそうで、ミニマル的な印象の曲だった。その後、池辺晋一郎、玉木宏樹の作品とつづき、アンコールは「いちめんの菜の花」という曲。西潟さんはこの曲で歌も歌っていた。三味線のみならず“声”の存在感に引き込まれた。