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自由という目的地へ

それはどこにあるのだろう
多くの血を流したどり着く地か
それとも
悟りの果ての 神の胸の中か

相模川  ジムニー × カヤック

2014年07月06日 | Outdoor カヤック キャンプ 
相模川 ジムニー × カヤック




さっき会った カヤッカーの話だと
この道で 合ってるはずだなんだけど

だんだん やばいところに入って行く
道も 無くなりそうだ・・



ジムニーは 強力な
クロスカントリー能力を持っている

動画には映っていないが 
今回も 崩壊し 深く陥没した道(もはや道じゃない)や
水が氾濫し 道か川か分からない場所も走破していく

美しい自然を求め
人のいない 自然の奥へと進んでしまうが

自然に 深刻なダメージを 残してしまうことを思うと
渡河や クロスカントリーは 最小範囲にしたい













5月の暑い日
太陽の紫外線が 強烈に降り注いでいる


カヤックで本流に出ると
横の崖の森には 所々に滝も流れている 

そこは 川鵜の生息地で
僕の存在に驚いた川鵜たちが 一斉に飛び立ち

太陽の周りを周遊し 異端者を見つめている
















まだ冷たい川に
足を入れて 立ちすくんでいると
近くに 数十匹の稚魚の群れがいるのに気づく

しばらくすると パジェロがやってきて
稚魚の群れがいたところを 勢いよく渡河した

大波が起こり 川の中は泥が舞い上がる 
その周囲が平静に戻るまでに 長い時間がかかった

稚魚の群れは どこに行ったのだろう
陸に打ち上げられていなければいいが・・

同じことを 自分もして ここまで来た


美しさと不条理の
入り交じるこの世界で

まだ しばらくは
立ちすくしている


















ジムニー × カヤック




  

相模川 ソロ カヤック

2014年05月18日 | Outdoor カヤック キャンプ 
相模川 ソロ カヤック













仕事と家事の合間
家族から時間をもらい
ジムニーに カヤックを積み込む

相模川についたのは
午後2時をまわっていた


奥地に行くと
人工物は 遠くの鉄塔以外
見えなくなる

ジムニーやパジェロとすれ違う

僕が 道が無いと思った場所から
彼らは さらに渡河して
奥地へ行った


















これが 神奈川県の相模川?

一見 動画で観る
北海道の川みたいだ

時期や時間もあるだろうけど
相模川も 奥が深い


カヤックから TG-2 Toughを
川に突っ込み
水中の動画を撮ってみた

水質は それなりだが
自然が豊かな川であるのを感じる

















カヤックで
風に吹かれながら 
うたた寝でも したいところだ

また何度でも
来てみたい場所だ




















   水や草は いい方方かたがたである


 はつ夏の
 さむいひかげに田圃たんぼがある

 そのまわりに
 ちさい ながれがある
 

 草が 水のそばにはえてる
 みいんな いいかたがたばかりだ


 わたしみたいなものは
 顔がなくなるようなきがした


        詩人 八木重吉















OLYMPUS TG-2 Tough






相模川 カヤック









相模川  まったり時間

2014年01月26日 | Outdoor カヤック キャンプ 
1月13日 祝日

老人施設の相談員(医療ソーシャルワーカー)をしている
うちの奥様は 僕よりも忙しい日々を生きている

日々のストレスがたまり
現実逃避が必要だと 訴えている



ちょうど 相模川に
カヤックで のんびりできる場所がありそうなので
下見に行くのに 誘ってみた

子供たちは部活で家にはいない

犬のララと共に出発
車で1時間程で到着した






OLYMPUS E-1  

OLYMPUS ZUIKO DIGITAL ED 14‐54mm
OLYMPUS ZUIKO DIGITAL ED 50‐200mm




ここは ゲートが閉まっていることが
あるとのことだが 運良く開いていた

しばらく がたがた道を行くと
太陽の光を反射し 
キラキラ光っている川が開けた



反対側には ホームレス・・の村?
そして ラジコン飛行機を飛ばしている人

川には先客がいて
急流を下る小さなカヤックで
静水練習をしているカヤッカーが一人




風があり寒かったが
日の光は 暖かかった

椅子やテーブルを出して
コンロでコーヒーを入れ
ゆっくり 時間を過ごした


ララは
旅行などに連れて行くと 気持ちよさそうに
笑う表情を浮かべることがある

だが 今日は 寒さか 緊張のせいか
表情はイマイチ 人から離れようとしない

川に一歩足を入れてしまうと
逃げ帰ってきた





双眼鏡で周囲を観察していると 
カワセミの姿をとらえた
残念だが カメラえではとらえられず


(この双眼鏡は 昔 あるバザーで安く購入した

 店の人が言うには このメーカー スカイホークはあまり聞かないが
 実は ニコン製の最高級のレンズと同等品を使用しているとのことっ!
 ・・・それが なんでそんなに安いんだ?

 9割 だまされた気分で購入したが
 相変わらず ニコン最高級レンズと言っても過言ではない
 すさまじい! 最高の描写力だ・・
 3D影像の様に立体的に見えるのはなぜだろう)









しばらくすると
後ろから 黒い小さな犬を連れた 
おじいさん(ホームレスさん?)が来て話しかけてきた

「この犬はベルギーの犬で
 この前 子犬を生んだら
 一匹40万円だってよ」

(悪徳ブリーダーか?)



先程から 空にヘリコプターが 低空飛行で
何度かホバリングしていた

「ああ・・一昨日から 10歳の女の子が
 行方不明なんだってよ」

ヘリコプターは 女の子を捜索していたのだ



そうして
その犬が テーブルをガシャンとひっくり返すと
おじいさんは 行ってしまった

(あはは・・失礼な)


ララは う~・・とうなっていたが
よく 我慢した




おじいさんが残した 女の子の情報は
まったり気分に 複雑な感情を生んだ

その子は この寒さの中で
どうしているのだろう

その子の親は・・

うちにも 二人の娘がいる
 
自分たちが その立場だったら・・









その日の夜

僕は 本当に 久しぶりに
神様というものに その子の無事を 心から祈った


この件は ニュースでも
大々的に報道され 多くの人々が心配した

数日後 女の子は 無事発見された
何があったのかは そうっとしておこう




そんなこともあったが

その日の ほんの2時間程だが
のんびり過ごすことができた

うちの奥様も 満足したご様子



次に来るときは
カヤックを持って行って 周辺を散策しよう

相模川は 所々にせきがあり
川下りをするには
カヤックを持って せきを迂回しなくてはならない

川下りを 一時期考えていたが
下流でカヤックをたたみ
バスに乗って 車のある上流の出廷場所まで
戻るのは 大変そうなのでやめた

(あと10歳 若ければねえ~ 笑)


流れのゆるやかな場所で
木にロープをつなぎ
カヤックの上で のんびり時間を過ごす方が
自分には 合っていそうだ



相模川 また来ます
 






相模川  まったり時間





 
 

三浦半島 西岸 カヤック 野営ソロキャンプ

2013年12月28日 | Outdoor カヤック キャンプ 










2013、12、17


セビラーのK-5カヤックを背負い

急な崖の
暗く せまい急斜面を
しばらく下っていくと

美しく 
しずかな砂浜と出会った

そこは 地元の方も
あまり 知る人もいないという
エビカの浜と言われる場所だった





三浦半島 西岸 カヤック野営キャンプ






前回 僕は 
行きたい場所があったが
カヤックのエアー漏れ等から 断念した



小網代の森

奇跡の様に
開発からまぬがれた

源流域の森林から 湿原 河口まで
昔の状態を保っている森

関東 東海地方では こうした環境を
唯一 残している森という

その森を 一度 見てみたかった






K-5カヤックを広げ
ポンプで空気を入れていく

前回のエアー漏れは
内側に 二つの穴が空いていて
一つは 接合部分の難しい場所だったが

自転車用のパッチと ビニール系の接着剤で
どうやら 修理はうまくいった様だ




久しぶりの カヤック

しばらく エビカの浜で
感覚を取り戻すため 操艇テストを行う











エビカの浜から 小網代湾に入ると 
ヨットハーバーがあり
多くのヨットと しゃれた家々の風景が広がる

はじめて
カヤックに乗った人とすれ違い
挨拶を交わす

停泊するヨットの横を過ぎ
さらに湾の奥へ進んでいくと
辺りの様子は変化し 小網代の森に出会う









満潮の刻

小網代の森の奥まで
カヤックは侵入できる

アシの原が群生する
森の遊歩道の小さな橋

そこをくぐると 終着地だった




誰もいない 静寂の中

風が 美しいさざなみを伴い
挨拶をするかの様に 僕とカヤックを包む

パドルを置き
潮の流れに 身をまかせる



こんな静寂の中でも
潮の流れは 生き物の様に

しずかに 早く
しかも 複雑に 流れていく


撮影に集中していた僕は
いつもまにか 潮の流れに流されて 
森の突き出た木の枝に激突

そのまま 潮の流れの力で
もう少しで ひっくり返るところだった

そう この地は 生きている









近くの陸地に上陸し
しばし 休憩をとる

気がつくと 足元の水中に
ヤドカリが・・

こんな冬だというのに
いたるところ
あたり一面 大量に生息していた

まずい・・

僕は 知らずに ヤドカリの生息地を
荒らしていた

ここは 様々な生物を育む干潟なのだ

ヤドカリを 写真に記録すると
早々に帰路についた










岸壁の横の洞窟

前回は近づく余裕もなかったが
今回は 洞窟の近くまで接近

洞窟の奥を確認・・ 

特に・・ 何も無いが
 
何やら 怖くなり(笑)
すぐに後退!




その近辺の 海の透明度は高く
水中にペンタックスW90を突っ込んで
海の中を動画撮影してみた

小さな魚たちが かろうじて映っていて
うれしかった










エビカの浜に到着し しばらく休憩すると
キャンプの用意にとりかかる

崖の上の車まで キャンプ用具を取りに往復

最小限度の装備だが
非常に急な坂道の上り下りは とてもしんどかった



テントを張り終えると 体力は無くなり

体にへばりつく
パドルシューズ ロングジョンを
やっとの思いで脱ぎ 着替える

そのまま テントの中で 体力が回復するまで
しばらく泥の様に倒れていた
















遠くの海で 雲の合間から
天使の光が 降り注いでいるのが見える

カメラをオリンパスE-1に持ち変え
テントから這い出て しばし撮影

夕焼けは あっと言う間に 夜に落ちて行った






この日の夜

満月が 雲の合間から 時折姿を見せ
暗い大地を 照らし出してくれていた


寒くはあったが 
防寒衣とシュラフで
しのぐのには充分だった


この浜は 崖が風をさえぎり
波のしずかな音が 耳に入るばかりだ




突然 ドカドカと
誰かが テントの横を 荒々しく歩いていく

緊張が走り 身を固める

サバイバルナイフの位置を 
頭の中で とっさに確認している



どうやら・・ 

釣り人が帰って行った様だ




野宿につきまとう 恐怖や不安は
いろいろあるが

しずかな波の音の中

いつしか そんな恐怖も
睡眠が 意識と共に 溶かしていった










後になって 気がついたことが
いくつかある


この浜からは 油壺が見える 

テントの入口から 正面に見えている陸地と建物が
まさに 油壺だった



今から 500年前
油壺は 新井城という城だった

かつて 源頼朝を助け
鎌倉幕府旗揚げに尽力した名門 三浦一族は

攻め込んできた北条方に対し
新井城にこもり 3年の間戦い 滅亡した

ちょうど ぴったりと 500年前の戦




最後に その海は 
三浦一族の死者の血の油で
一帯が満ちたと言う


油壺は 現在は水族館で有名な観光地だが

油壺の名の由来は
三浦一族の 血の海から来ている





僕は 
小網代の森の 一部の景色を

数ヶ月前 夢の中で
すでに 見ていたことに 
後になって気づいた



ずっと 昔から
この森と 海岸だけは
太古のままという話が 頭を よぎる




500年前の 戦の話(三浦市の悲話と伝説)を聞いていると

自分とも 何らかの関わりが あったのではと
ふと思ってしまう




戦で亡くなった多くの人々の
痛みと恐怖は 癒されただろうか・・




自分自身 そして
この世界に生きる 全ての命の 

痛みや恐怖が

こんな しずかな
波の音に 包まれて

溶けていくことを 


せつに願う













 



 






カヤック 野営 三浦半島







資料:花の家 小網代こあじろの森 (小網代湾)


三浦市の悲話と伝説(神奈川県三浦市)


三浦一族�・油壺周辺の歴史散歩�・







    

三浦半島 西岸 ソロ カヤック

2013年02月07日 | Outdoor カヤック キャンプ 

OLYMPUS E-1  

OLYMPUS ZUIKO DIGITAL ED 14‐54mm
OLYMPUS ZUIKO DIGITAL ED 50‐200mm




2月5日 晴天

三浦半島の西岸
和田長浜に到着したのは 午後になっていた

三浦半島は 高速で1時間で行ける場所であったが
キャンプや カヤックのポイントの下見で
午前中は ぶらぶらさまよっていた









水のあまりの透明度に
驚いてしまった




古くから 浜の人々に
あつく信仰されてきたであろう
神社にも 言えることだけど

その地 その地が 持っている
時間の流れ方 
エネルギーの強弱や 質のちがいに
触れる

心地よさや 荒々しさ

様々な印象を受ける

そう まるで
風景と出会うことは
人と出会うことと 同じ









今日は 海の状態を見て
カヤックは 無理をせず
乗らない選択も 有りだった

自分で作った 菜食弁当を食べると
少し 元気が出てきた


今日は 暖かく 
風も無い様子だったので 
ここ 和田長浜から出艇

往復で約4キロ強 漕いできた



かなり沖に 出たのに
さらに遠い沖を

シーカヤックが この艇の
3倍位の高速で 進んでいくのが見える

富士山をバックに
バドルさばきも 優雅だなあ・・



ここでも 水の透明度は 抜群で
海底の岩が見えている

陸地は 岸壁があったり
洞窟も見られた

カヤックが 上陸するためにあるような
小さな浜辺もあり
時間があれば 上陸していた





PENTAX Optio W90




予定では 三戸浜を抜け
小網代湾奥の 森に上陸しようと
思っていたが

小網代湾の入口で 
カヤックのエアー漏れに気づき
時間も無いことから断念



帰りは
エアー漏れのせいか スピードも落ち
高くなった波と 沖への強い流れに 

漕いでも 漕いでも
進んでいると 思えず 少しパニック

自然の前の 人間の力や 命の小ささ


家族が言う 遭難という言葉
脳裏に 走る












冷静な 判断力が 出来なくなると
出廷場所も 分からなくなってきた

あぶなく 和田長浜を
通り越して 行くところだった

出廷時には 夢中で
沖から見える 出廷場所の姿を
確認しなかったのだ

建造物等 特定できる目印を
一生懸命 思い起こす




潮の流れに 懸命に逆らって 戻り
和田長浜に到着した時は 
冬だというのに 汗だくだった

限界だ~ (涙)




気がつくと
クイックパック K5カヤックは
エアー漏れで しわしわ状態だった

エアーは3層に 分かれているので
沈むことはないだろうけど・・ 











毎回 そうだけど

いろいろな 反省が
その都度 出てくる

海は まだ2回目だが
海の場合は さらに反省点が多い



今回も 感じる基本は

自分の力と 艇の性能を 
よくわきまえ

戻れる範囲で
踵を返せ ということ

風 潮の流れを 知ること

場所 時間による
大きな変化が それらにはあること



そして 出廷場所の
目印となるものを 確認しておくこと


パニックに なること自体が
危険だということ

不安や恐怖に
我を忘れることなく 

焦らずに 眼の前の
やるべきことを 信じて 
黙々と 行うこと



カヤックが 沈むことは無くとも
推進力を失い

夕刻に 沖から 流されていくことを
想定していたなら
最低限 装備は 何が必要だったのか



僕は 海を 
なめ過ぎている



スピードと荷物を積載できる
能力の高い シーカヤックが
欲しいと 思う

だが
このK-5カヤックは このカヤックにしかない
大きな利点があるので 
しっかり補修して 大切にしていこうと思う









くたくたの体で
車の中で 着替えると

もう 日が
水平線近くまで 降りていた


久々に
美しい夕日を撮り 帰宅

満足でしたあ






 
 
三浦半島 西岸 散策





三浦半島 西岸 カヤック

PENTAX : Optio W90