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米国でウォール街を占拠するデモ

2011-10-05 11:19:43 | 話題にコメント
ウォール街デモ 約500人を拘束
(2011年10月2日 NHKニュース)

米国でウォール街が占拠されるデモが発生しています。
彼ら彼女らは、一部の人間に富が集中していることに不満を表し
「格差の是正を図れ」と主張をしているようです。

8月頃にはイギリスで「警官による黒人男性射殺事件」をきっかけに
暴動が発生し、日本でも大きなニュースになりました。

基本的に意思を表さない国民性の「日本」においても、
フジテレビの報道姿勢について疑問を持った市民らが
1000~5000人規模(!)のデモを、大都市圏で複数回にわたって行っています。

デモや暴動が発生したのは全ていわゆる「先進国」。
しかもG7と言われる世界のリーダー的存在とも言える国々です。
これらには、

1:比較的、若い世代が中心
2:国が経済的に行き詰っており先行きが見えなくなっている
3:ITをツールとして使い、ITで人を募集し、指揮を執っている

という共通点があります。

先進国は高齢化社会であり、選挙権を持つ高齢者が多ければ、
政策など、基本的に高齢者のためのものになりがちでしょう。
そうなれば不満を持つものは「1:比較的、若い世代が中心」になるのは道理です。

「2:国が経済的に行き詰っており先行きが見えなく」なれば
少なくなった国内のリソースがこれも強い選挙権を持つ層に集中して、
やはりその反対の層に不満が集まるのも理解ができます。

ただ、このような歴史上何度もあったような事象が、
意思を表示する集団にまで発展するのは難しかったはずです。

しかし「3:ITをツールとして使い」この課題は克服されました。
wikiのような「半永久的に記録」する機能により、いつまでも問題が風化しません。
それを見て不満を持った層が、Facebookのような「コミュニティ形成」の機能で、
集団を形成することも、連絡を取りあうことも、非常に容易にできます。


こうして、くすぶっていた層に火がついたことは、間違いがないでしょう。


「産業革命」は、経済構造から始まり、思想、社会構造に大きな影響を与えました。
一連のデモや暴動は「IT革命」が、経済構造のみの変化から、社会構造を変えるにまで至った証左でしょう。
「今我々は、人類の歴史の大きなうねりの中にいる」…その思いを一層強めました。


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(井上宇紀)


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