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[木刀による剣道基本技稽古法]剣道用語シリーズその12

2009年11月13日 | 武道に関する用語
「木刀による剣道基本技稽古法」

1.制定の趣旨  

木刀による剣道基本技稽古法は、剣道の基本技術を習得させるため、
竹刀は日本刀であるとの観念を基とし、木刀を使用して刀法の理合を
理解させるものです。

「剣道は、剣の理法の修錬による人間形成の道である」

昭和50年3月に剣道の理念が制定されていますが、
その剣の理法を知るには刀法の理合を理解する必要があります。
竹刀の操作は、日本刀の観念で行なうということですが、
その前提として、木刀は日本刀の代用であるから、木刀の操作を
修錬することによって剣の理法を理解することになります。
木刀の操作は、特に基本の技を習得するために効果的であると
いうことから、適正な対人的技能を中心とし、幼少年向きに9本の
基本技を選定されたのです。

これらの基本技は、「大きな動作で正確に一拍子の打突」を
目標として修錬してください。

2.基本的な目的

(1) 竹刀は木刀であるという観念を理解させ、日本刀に関する知識を養う。
(2) 木刀の操作によって剣道の基本技を修得させ、応用技への発展を
可能にする。
(3) この稽古法の修得によって、日本剣道形への移行を容易にする。

3.基本指針

(1)所作事は、「日本剣道形」に準拠するものとする。
(2) 基本動作については、「幼少年剣道指導要領」に則って指導する。
(3) 習技者に対し、木刀を使用し剣道を正しく体得させる。
(4) 習技は基本的には集団指導によるもので、「元立ち」「掛かり手」の呼称は
   相互に平等の立場で行うという観点から用いた。

4.構成

基本1 一本打ちの技  「面」「小手」「胴(右胴)」「突き」
基本2 二・三段の技  「小手→面」
基本3 払い技      「払い面(表)」
基本4 引き技      「引き胴(右胴)」
基本5 抜き技      「面抜き胴(右胴)」
基本6 すり上げ技    「小手すり上げ面(裏)」
基本7 出ばな技     「出ばな小手」
基本8 返し技      「面返し胴(右胴)」
基本9 打ち落とし技  「胴(右胴)打ち落とし面」
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