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ほんのキビスガエシ

徒然なんなりと。

失言に本質をみる試み

2013-09-11 22:25:03 | 日記
「女性は子供を産む機械だ」
柳澤伯夫(2007年1月27日 自民党県議集会にて)

物議を醸した失言とされているが、上記の引用文は正確ではない。
実際は柳澤氏のらりくらりと話した内容をメディアが要約したところ「女性は子供を産む機械だ」発言となった。

さてさて、、、
「女性は子供を産む機械だ」というのは、実はなかなか的を射ているのではないか、という部分もある。試してみよう。

そもそも、「女性」の定義はなんですか?
と問うと、なかなか難しい。以前も少し述べたが、人間や生物を男性と女性(オスとメス)と二分法で認識するには、現実的には少々無理がある。動物では、両性を備えているものや時期によってオス・メスの機能を変えるものは珍しくない。人間も、両性具有の人がいたり、外性器として男性器が付いていてもDNAレベルでは女性とされるケースもある。また、DNAレベルでも女性とされていても、「自分は実は男なのではないか」と感じている人もいる。
つまるところ、男と女は明確に二分できない。

・・・が、例えば、「女性とは、胎児を自信の体内において妊娠する機能を有する人間のことである」と定義すれば、かなり明確に男と女は区分できる。
柳澤氏は決してこのような思考を辿って失言に至ったわけではないだろうが、じつのところ、「女性」をどのようにすれば明確に定義できるだろうか、と考えると、“女性とは子供を産む人のことだ”というのは、まわりまわって思慮深い思考ともとれる。個人的には、もし「女性」を明確に定義する方法があるとすれば、“女性とは子供を産む人のことだ”という他にはないと考えている。

これが男と女の区分法として正解だ、と言っているのではない。ひとつの区分法としてなくはない、ということ。当然、“女性とは子供を産む人のことだ”と定義した場合、初潮前の幼児や、妊娠不可能とされた人や、閉経した方々は「女性」の定義から漏れることになる。
結局、現在まかり通っている「女性」の定義(一般的には、外性器として女性器を備えていること)と同様に、そこから漏れてしまい悩む人を産むことにはなる。


伝わってますかな??
要は、男と女を本質的に定義・区分するのはそれぐらい難しいことだ、ということだ。逆に言えば、社会でまかり通っている二分法は、極めて“便宜的”な指標でしかない。


この記事は、“失言”に対して、発言した本人も意図しない本質性をみてみようと書いたこと。誰かの思索のトリガーにでもなればよい。


女が衣服を身に着けるのは

2013-09-10 21:11:46 | 日記
「女が衣服を身に着けるのは、それを脱ぐためである」
ジョージ・ムーア

ユーモア、だけど、なんたる偏見。。
とはいえ、人間が衣服を身に着けるのはなぜか?というのは面白い問い。

人類史をひもとけば、着衣という行為には、寒暖への対応よりも、性的差異を際立たせるための機能がみられるようである。
ただ、それだけではなかなか説明がつかない例も多々ある。
我々の文化をみても、例えばネクタイという、なんのために着けているのかよくわからない儀礼的な着衣洋装がある。
(地球温暖化という事態を受けて、真っ先に削られようとしている儀礼的着衣のひとつでもある。)

人間が衣服を身に着けるというのは、なぜなのか?
なかなか奥深い問いだと思う。


熱い松岡

2013-09-07 00:53:40 | 日記
「あなたの人生を生きるのは、あなた自身しかいません。他人は決してあなたの人生を生きてはくれないのです。『忙しい』『難しい』と言ってばかりいないで、自分で自分の人生をつくり上げていってください」
(松岡修造)

耳が痛い。熱すぎるぜ。
わかってはいるんだけどね。


「レーニンはバカだ!」

2013-09-05 20:11:39 | 日記
「レーニンはバカだ!」と広場で叫んだ男が逮捕され、懲役30年の刑が言い渡された。
そのうち、5年は侮辱罪、残りの25年は国家機密罪であった。

有名なジョークのひとつ。
ジョークには、ジョークの常識というものがある。
レーニンやブッシュは頭が悪い。ブロンド女性は頭が悪い。などなど。

むろん、偏見なのだが、そういう相場になっている。


誰にも分からない二人だけの言葉

2013-08-29 22:27:47 | 日記
「人生でいちばん楽しい瞬間は、誰にも分からない二人だけの言葉で、誰にも分からない二人だけの秘密や楽しみを共に語り合っているときだ」
(ゲーテ)

秘密の共有、というのはなぜこうも人を魅了するのか、と考えたことがある。
“排他性”ということなのかなぁ。。まだ答えは見当たらず。