牧野洋平です。
先日、2078年発刊予定の静岡市発フリーペーパー「お茶とみかんのふる里 静岡 ~静岡のバンドシーンは今~」のインタビューを受けてきました!
その記事を一足お先にここに載せてみたいと思います!
静岡市を代表する音楽ライター渋谷洋七さんによる文章とインタビューです。
ではどうぞ!!
herpiano
L→R
牧野洋平(G&Vo)
吉田宏亮(G&Vo)
木村真理子(Bass&Vo)
牧野俊太 (Drums)
バカ、博士、女、デブの4人が帰って来た!!
鳴かず飛ばすの2ndアルバム「ourseason」から早1年半。
すっかりおじさんとおばさんになったのにも関わらず、早くもニューアルバムのレコーディングに
突入した彼等。
2014年2月某日、彼等の所有スタジオである「轟音村」へと向かった。
静岡市駿河区富士見台(高松学区)に設立された彼等のプライベートスタジオだ。
玄関の扉には「猛犬注意」のステッカー。
しかし猛犬らしきものは何処にも見当たらない。
防音加工された重い扉を開くと、玄関にはなわとび、竹馬、ビート板がメンバーの数づつ整頓されて置いてある。
「やあ、遠いところわざわざ来てもらっちゃって、、」。
ステージ上の激しいアクションからは程遠い笑顔で、バンドのフロントマン牧野洋平が私を歓迎してくれた。
吉田宏亮が壷から取り出したばかりのきゅうりのぬか漬けを、素早く拭き,
慣れた手つきで割り箸に指し無言かつ無表情で私に差し出してくれた。
「うん、ちゃんと浸かってる」
一口食べて、すぐにこう口に出してしまったほどうまいぬか漬けだ。
お店で出て来てもおかしくないだろう。
音楽だけでなく、美味しい漬け物まで作っているなんて、、、
部屋の中には、モルモット、フェレット、ハムスター、ワラビー、うさぎたちが放し飼いにされ、そこら中を飛び回っている。
先程の「猛犬注意」のステッカーはこのことをだったのだ!
まったく!!
この日のインタビューの成功を強く確信した私は、早速彼等にマイクを向けた。
全てまやかし。(吉田宏亮)
インタビュアー(以下:イ): それでは早速インタビューを始めたいと思います。
前作「ourseason」発売後はバンドとしてはどのような活動をされていたのですか?
牧野洋平(以下:エビドリア先生): あの高速回転フリスビー(CD)が発売されてからは、正直バンド活動のマンネリ化がピークに達していたんだ。
木村真理子(以下:ペプちゃん): んだんだ! あの頃はね、あたしも長いスカート引きずってたのんびり気分じゃないわねって実感してただ! でも、練習はちゃんとしてただ! マンネリだろうと練習だけは、ちゃんとしなきゃダミだって!
イ:吉田さんはどうですか?
吉田宏亮(以下:モーガンフリーマン): (瞑想していた目をゆっくり開けて静かな口調で)....そうですね..... 私にとっては、音楽を奏でる楽団なんていうものは、正直私生活のおまけに過ぎないのですよ。音楽? 歌?ライブパフォーマンス? ダブルネックギター? 全てまやかしですね。
イ: なるほど。今現在はニューアルバムのレコーディングを行っているのですよね?
エビドリア先生:(墨汁をすずりで擦っていた手を止めて)ああ。プロデューサーにはあのマーティン•シーンを迎えて行ってるよ。彼はチャーリー•シーンのお父さん。ものすごく男前だろ? 彼に音楽キャリアはゼロなんだ。
(Martin Sheen 1940~)
ペプちゃん: んだんだ!! でもね、すっごく良い音録れてるだよ! 特にあたしが作った切ないラヴソング「ロンリースピルバーグ」はタイトルからして分かる通りex-シャネルズのリーダーのソロ作「ロンリーチャップリン」に対抗して作って曲だ!(悩ましげなポーズでハイボールを作りながら)
お~い! お前らクソ虫ども、ハイボール出来たど~!
~ここで遅刻したドラマーの牧野俊太が登場~
牧野俊太(以下:ゴリライモ): (安東中学校のヘルメットを脱ぎながら) やあやあ!ごめんごめん!!!すっかり遅刻しちゃったけやあ! ゆうべ、オールナイトロングイベントだったけもんでさ~~
ペプちゃん:(バスガイドのコスプレ、でも顔のメイクはカブキロックスで鼻に落花生を詰めてハイボールを全員に配る)
そいじゃま、全員揃ったところで。 ルネ~ッサ~ンス!!(乾杯)
カチン!!
イ:俊太さんと言えば静岡のライブハウス「freaky show」で店長さんをされているということなのですが、
このfreaky showとは一体どんな場所なのですか?
ゴリライモ: (スティックパンをタバコに見立ててライターをシュボッ!) う~ん!! freaky showはパキャシティー100人のライブハウス兼バーなんだけど、夜な夜な面白いイベントが行われてる。海外の大物アーティストは勿論のこと、死んだはずの大物ミュージシャンもよくライブをやってるよ! 先週はあの滝廉太郎が「白糸以上ナイアガラ未満」というタイトルのワンマンライブをやってくれました。え?いたこ?いるわけないでしょう(笑)。うちはね、チケット代プラスドリンクじゃなくてドングリが付くのも他のライブハウスとは違うところさ!
モーガンフリーマン:(突然立ち上がって敬礼、でも着用してるのは学帽とガーターベルトのみ)
エビドリア先生: おい! 吉田! どうした!
モーガンフリーマン: (敬礼したまま大声で)自分は非国民であります!!!! 西洋楽器であるギターだなんてものに手を染め、西洋語学で歌詞を書き、それをメロディーに乗せて歌うなどという大日本帝国の意に反することをしてしまったのであります!!!!
ゴリライモ:(吉田の発言を無視して) 来月はあのハイスタがやって来るよ! そうそう、ハイウェイスターズ!
日本が未だ敗戦国であるという事実は何も変わらない(吉田宏亮)
イ:新アルバムに話を戻したいと思います。このアルバムのレコーディングは何処で行っているのですか?
ペプちゃん:(ゴムの付いたタオルで首から下を隠して次の衣装に着替えながら)あ? あたしたちがお金を出し合って作った「轟音村」というレコーディングスタジオだ!! あたしたちがお金を出し合って作った「轟音村」というレコーディングスタジオだ!! あれ? あたし今2回言った? 2回言った?
モーガンフリーマン: (肌身離さず持っていた竹槍をひとまず置いて)退屈ですよ。レコーディングなんてものは。 (溜め息、2時間沈黙).....まあ、私はエレキギターなんてはいからな物にはもう興味が無いわけなんですよ。日本が未だ敗戦国であるという事実は何も変わらないわけですし。
ゴリライモ:
うえ~ん!!!!!!(突然泣き出す)
一同:どうした!?
ゴリライモ:
にいに(兄)がにいに(兄)が!!
ちみくったぁぁ~~~~~!!!!!! (ちみくる=つねる)
イ:本っ当、いかりや長介&仲本工事顔負けの馬鹿兄弟(牧野兄弟イコールMーBLOOD)ですね!
ゴリライモ:(ケロリと泣き止んで) うん! ( と言いつつ心を落ち着けるため湿気を含んで2倍3倍に膨れ上がった己の天然パーマの髪をつばで揃える)
イ:ところで吉田さんは先日入籍されたそうですね。
モーガンフリーマン:(赤面&学帽を深く被り直す) ええ。。。 去年、隣村に気になる女性が出来ましてね。
その頃、彼女はまだ疎開してきてまだ間もなくてね。私、何が何でも彼女の気が引きたかったんですよ。
その為に死ぬまで履くものかと決めていたジーンズを履いて、峠を超えて彼女に毎日穀物を差し入れに行ったのです。その努力が報われて、、、
イ: 結ばれたわけですね!
モーガンフリーマン: (赤面&学帽かなり目深) 、、、マッカーサーのおかげ、、、かも(maybe)。。
イ: ふ~ん。 で、らーめん屋で働いていたというメンバーはどなたですか?
(全員挙手)
今回はここまで!
次回、牧野洋平が語るエモコア界におけるファッションリーダーとしての責任、吉田宏亮インタビュー中の突然の自決の理由とは?、そしてついにアルバムの収録曲が明らかに!!!