めざせ!巨ベラ師

50cmオーバーのヘラブナを追い求めての奮戦記。釣りを中心に、車中泊やキャンプ料理等、アウトドアライフを紹介します。

悪ジンクス返上

2012-10-21 04:52:35 | 日記

 またまた、行って来ましたよぉっ!山田ダム。

 そして、約2ヶ月ぶりの尺半。465GET!(写真撮ってる間に5mm縮みました)

43程の魚体ですが、尻尾で稼ぎました。
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 釣行数日前から、次回はどのポイントに入ろうか思案していた。

 『お気楽まっちゃんのダムへら紀行』で“まっちゃん”が過去にこの時期、山田のどんなポイントでどんな釣りをしていたか、釣行記を読み返してみる。ふむふむ… 流石やなやっぱり、参考になるわ。

 さらにちょうど今週、山田に釣行していた“山さん”にメールして釣況を確認してみる。とても詳しく教えてくださった。

 事前にちょっと調べてみただけの事で、私の脳内イメージは“巨ベラ”のイラストで占領されてしまった。ところがその画像を溶かして、流れ落としてしまうがごとく、釣行前日の木曜日は、また冷たい雨が降った。

 オー マイ ゴッド!なんてこった!パンナコッタ!

 ヘラの活性が落ちるじゃないか!

 一抹の不安を持ったまま、いざ出発。高速を降りて、風吹の峠越え、そして根来のポンポコリン農道へと入る。出て来れるもんなら、出て来てみろっ!タヌキめっ!

 おうっセーフ。『わざわざタヌキの出て来る道を選んで通らんでも、14号線に回ったらいいやないか!』と人は言う。いや、それじゃ釣りする前から、負けを認めたのも同然。あえて通る。しかし、『釣行時のドライブ中にタヌキを見たらボウズになる』誰が言い出したか知らないこのジンクスに一番支配されているのは、残念ながら自分自身だ。なにしろ、今までのところ私に限って言えば、確率100%なのだから…

 次は、下井坂の交差点を超えて424号線へ、そして途中で左に折れて農道へ、ここまで来ればダムまで5分程。安心してたら、出たぁっー!それも2匹、親子か?夫婦か?もう、勘弁してくれよ!

 まぁいい、今日こそこの悪ジンクス返上の為に頑張ろう!『山田の神さん、頼んだでぇー!』

 到着。

 暗い中ヘッドライトの明かりを頼りにポイントに向かう。ここは♪名前のない馬♪ではなく、ちゃんと“赤土”という名前のある馬の背のポイント。赤土Pに入るのはまだ3回目位で、要領を得ない。とりあえずそれらしきポイントに釣台を置いて、場所を押さえる。

 これで一安心、その後の準備を続ける前に、19尺の仕掛けを出して周辺の底を測ってみる。降り立った所は、片側だけが馬の背、正面は当然ながら浅く、2本半で底、右手を探って行くと、あるところからチョウチンでも底が取れない位深くなる。

 ここだったら右からの流れの場合だったら、流れるエサの粒子も馬の背が壁となって止めてくれるはずだ。ウキの見易さも考えながら、ここだなと決めた。

 夜が明けて釣り開始、雨はすっかり上がっていい天気だが風がある。風は雨より厄介だ。湖面は細かく波立ち、光が乱反射して、ウキが見づらい。これじゃ釣りにならない。山影を選んだつもりだったけれど、夜が明けてみると影が薄い。

 開始後30分もしない内に、ワンド寄りに2m場所移動。少し見やすくなった。日が高くなると、風も次第に弱くなり、だいぶ釣りやすくなった。

 ドン深の所為だからか、ブルーギルも少なく、ウキは素直になじんでくれる。日当たりも良く、ロケーションもとても良いこの場所、『あっー釣りしてるなーって感じだ!』。これで釣れてくれれば、言う事ないのだけれど…

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 だが、ウキの方は落としそうで落とさない状況が、延々と続く。“山さん”によれば、『それって、だいぶアタリを見逃してますよ!』と言う。『ナジミ途中の小さなアタリ、なじんだ後の押さえる様なアタリ、とにかくアタリは小さい。盛期の力強い大きなアタリのイメージがあると思いますが、今はありません。1節が約3cmで設定している私の作ったダム用のウキですが、小さなアタリでも、野池や管理池のウキに置き換えて考えてみたら、結構動いているとおもいませんか?』。うん、なるほどな…。

 意識して、ウキを見つめるが、『あっ、今のがそうだったのに…』という事が多く、半分も手が出ない。手が出せたとしても、空合わせになるか、ブルーギルがかかって来るかのどちらかだ。

 『山田の神さんよ!1枚でえーから釣らせてくれぇー!』

 お昼頃、釣り友で、ブログ仲間で、マイミクの“Mettaさん”が登場。

二枚目やのに、顔出し厳禁!
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 氏は関東に転勤後、亀山ダム他で成果を出されている。今年釣られた尺半は、両手で足らない。今回は、墓参りで実家のある大阪に帰るついでに、山田への釣行を計画された。

 到着後、しばらく側におられたが、『落としそうで、落とさないね…。』と同じ感想。その後、ここから15m程ワンド寄りの岩場に釣り座を構えられた。あっと言う間に準備して、釣り開始。そして間もなく、約42cmをGET。ズルっとしたアタリだったそうだ。

 参ったね、こちとら、朝からやってまだ、ヘラの顔が拝めてないっていうのに…

 夕刻の時合いになり、気配はさらに高まって来たが、進展が無い。

 朝から水位は少しずつ上昇、半日で10cm程増水したのではないだろうか?朝セットした釣り台の位置では、降りるのもままならぬほどになった。そこで暗くなってしまう前までにと、釣り台を動かす事にした。そのついでに、さらに右へ足場が岩盤になる位置まで移動した。

 昼食も釣り台の上で済ませ、トイレ以外立つ事はなかったが、それでも釣れない。ますます止めれなくなって、ナイターに突入!

 暗くなってから、がぜんモジリが多くなった。そして時間が進むとともに、モジリが近くなって来る。チャンスだ!今にも落としそうな状況が続く…

 19尺3本のタナ。そしてついにその時がやって来た。時刻は20時過ぎ。

 なじみ切ったウキが半節ふわっと戻したかと思うと、ドッスーン!来ったぁっー!

 このアタリやこのアタリ、これぞダムの醍醐味!チマチマしたアタリで釣ってられるかぁーてんだ、こんにゃろー!

 しかし、掛けたはもののすんなり素直に浮いて来る。なーんやチャンベラちゃんか?ところが、途中から強い引きに変わり、ずっしりとした重量感が手に伝わって来る。おおおっ、コイちゃうやろな?慎重にやりとりを繰り返し、やっと玉網に収めたその魚は!

 ヘラや!でかい!

 ちょっと長手で、お口が怪我をされてますが、満足の465!

 やったぁー今年6枚目、そしてナイターでの初尺半GET!うれしいー!

 ちょうど、その時タイミング良く“Mettaさん”が休憩の途中で様子を見に来てくれて、手持ち写真を撮ってもらいました。

 翌日は、さらにお天気も良く、風もなく、絶好の釣り日和となりましたが、玉網を濡らす事は出来ませんでした。

しかし、久し振りに

あーおもろかった!

コメント
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