フィッシャーマンズ・ハイ

　今回は一か月以上ぶりに、まともな“へらぶな”の顔を見る事ができました。

　いつもは夜中に出発するところ、金曜日の午前中に家の用事を済ませて午後からの出発。日中のドライブは、景色が見れて楽しい。何よりポンポコリンに出くわす心配が無く、根来の農道を抜けて、すっかり秋の雰囲気の漂う貴志の里山に向かう。

　ダムサイトに到着すると、先着の“章月さん”の車を発見。ハッチバックが上がっていたので、これは休憩しているなと覗いてみると、案の定気持ち良さそうにお昼寝中起こしちゃいけないと、立ち去ろうとすると、気配を察知して『ガバッ』と起き上った。

　ウキと向き合う“章月さん”


　「以外と早よ着いたんやなー」
　「どないですか？」
　「ブルがきついわー」

　と苦戦の様子だったが、翌日は型がみれたらしい…
ブログ“巨へらへら”　http://blog.zaq.ne.jp/herahera/

　私は、お目当ての“石碑下上手”に向かう。

　前日、注文していた電気枕を取りに、釣友の経営する工場を尋ねた。これがあると、夜よく眠れるんよねって、ちゃう！ナイターする時、暗い中でも楽に竿先を乗せる事が出来る。これまでは、ケミホタルを枕の先に取り付けていたが…

　これが電気枕　　あなたも欲しい
連絡先http://www6.ocn.ne.jp/~herabuna/oyakudachi2.html参照


　その時だった、“山さん”の山田での爆釣の話を聞いたのは。早速、連絡を取った。この日、私が入釣した場所は、そのポイントではなかったが、“山さん”一押しの釣座だった。“山さん”曰く、「“やっさん”が結果出したら、オレ日曜日そこに入りますから！」って…

　なんじゃそりゃ！結局、俺は偵察隊か

　“山さん”のお薦めは、長竿の浅ダナ。私の一番キライな、いや、苦手な釣り。その仕掛けを振りやすい様に、手尻を短く取って、釣り台も高い位置にセットした。

右隣の岬の向こう側は“５２０Ｐ”、さらに右側が“赤土Ｐ”。


　釣り開始は、ジャスト１４時。１９尺１本半のタナ。ウキはゆっくりしっかりなじみ、じわじわエサ溶けする。山田で、久し振りのいい動きをする。約１時間半経過して、ヘラの気配を感じる様になった。

　１６時を回って、アタリが出る様になったがカラツンが続く。１７時前、なじみ切ってからの強いアタリで、４１が来た。その後、１８時までに２枚追加。



　あっー“山さん”のおかげで一か月以上ぶりに、まともなヘラの顔が拝めた。感謝！感謝！

　後はナイターで尺半が取れれば、もう言う事無いのだが、現実はそんなに甘くない。２０時～２２時の間かなりヘラの気配があったのだが、カラツンもしくは乗って来ても、２・３度やりとりした後で、かかりが浅いのかバレてしまう。

　２３時を回ると、あれ程あった魚の気配が極端に無くなってしまった。今日は１本半のタナで通して来たが、辛抱たまらず２本のタナに変更。すると見事なまでの消し込みアタリ、一瞬ついに来たかと思ったが、その正体はコイ、ぬか喜びに終わってしまった。

　そこで、再度タナを１本半に戻した。そしてついに２６時過ぎに、あのなじみ切った直後の力強いアタリで、来たぁー！だが、うーん尺半に２センチも足らない…この微妙な嬉しさ。



　結局アタリが続くので、止めるに止められず朝６時までノンストップで１６時間、釣りをしてしまった。

　我ながら、バカだねぇー！

　道具を片付け終わり、対岸の釣友の皆さんに挨拶して回る。その中には、南風組の組長と若頭いや失礼！上井さんとＮ谷さんもいらした。

　そんなに顔、隠さんでも上井さん！あっ、朝陽が眩しいだけ？この夜尺半を手にされる。ＨＰ南風へら鮒情報　http://www.nanpooh-uei.co.jp/hera-top.htm


　“Ｎ谷さん”が「先に仮眠して、一緒にお昼食べましょうよ！」と声掛けしてくださったが、テンション上がって眠たくない内に帰ろうと失礼した。

　帰宅して、ニュウヨクと食事の後、２時間爆睡してから仕事に出掛けた。

　遊んだ後は、いつも以上に頑張らんとね！

　さあ、今年の釣りもラストスパート！自己記録更新難しくなって来た。