昭和の爺の独り言

住みづらくなった世の中で、日々思うこと、感じることを書き連ねてみたい。
「もの言はずは腹ふくるる思ひ」・・・・。

『傲慢』の時代

2023-11-29 09:24:46 | 日記
ここ数年、自然災害の規模が著しく大きくなってきたように思う。

地球上の「主」のように傲慢に振る舞う人間に対する警告だろうか?


また、特殊詐欺も被害も、一向に減る風はない。

当局があれほど警告を発しているにもかかわらず。

「自分は大丈夫だ」という思い上がり、つまりこれも傲慢の一種だ。


夏の頃、テレビで軽装で富士登山をする人たちのことを報道していた。

3000m級の山に登るのに、短パンやサンダル履きでは無理なことは当然のことだ。

専門家も警告しているのに、平然とそれを無視して富士登山。

中には、自分の体力も考えず弾丸登山をする者も。

これらも自然を舐めてかかる傲慢の一種であろう。


また色々な組織で発生している「パワハラ」「セクハラ」「カスハラ」「モラハラ」等々も、我尊しと錯覚した人間が相手の人間を見下している傲慢の典型的なもの。


場合は違うが、クイズ番組を見ていると回答者であるタレントたちが「私は漢検準1級だ」とか「〇〇大学卒だ」などと己の力を訊きもしないのに自ら誇る輩がいる。

しかし、そんな奴に限ってクイズにまともに答えられないケースが多い。

これもパターは違えど傲慢の一つのパターン。

傲慢な輩は、往々にして自分に甘く、物事に対してハードルが滅茶滅茶低いパターンが非常に多いようだ。

さらに言うと、政治家たちが国民感情を無視して、好き放題をすることも、根っこには『傲慢さ』があるんだろう。

俺たちは特別な存在、という思い上がり、そして勘違い。

以上は、私の目に映る『傲慢さ』の一例である。

科学技術の発達などで、便利なものを多く所有し、贅沢な衣食住環境の中で、口が奢り、そして心が奢ってしまったのか。

今の世の中、こういう『傲慢』が蔓延っているように思えてならない。

住みにくい世になっているのも、この傲慢のせいだろう。


人間よ、もっと謙虚になろう!

もっと素直になろう。

謙虚に、素直になれば、今まで見えなかった大事なものが見えてくるのだ。

そうすれば、もっと生きやすい社会になるはず。