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映画もランチもほどほどに・・・

【ディパーテッド】私ってミーハーだったのだ。

2007-03-15 11:48:22 | ☆映画
しまった・・・・ふつーに面白かった。
私は自分のことを華流とも韓流ともアンチハリウッド族とも思っていないのだけど、なんとなくだけど、香港映画の【インファナル・アフェア】をハリウッドがリメイクした【ディパーテッド】はダメだろうと思っていた。

理由1: スコセッシ監督と相性がよくない。
理由2: 漢字を使わない人に“無間道”の感覚は無理。
理由3: いまどきハリウッドでマフィアの話もないだろう。

とゆーことで、失礼ながら、ハナから「面白くないんだろうなぁ」と決めつけて観に行ったわけです。
ひさしぶりの川崎チネチッタのシアターグランデ。
ここは、チネがラ・チネに生まれ変わる前からあるシアターで、昔ながらの大スクリーンです。
これが、よかったのかなぁ。

スコセッシ監督の“くどさ”とはやっぱり相性が合わないぜ・・・と思いながらも、なんだか面白い。
ほんの少ーしアルコールが入っていたので、軽い躁状態だったのも、プラスに働いたのかも。
自然に映画の世界へ引き込まれてしまいました。

まぁ・・・言いたいことがないわけじゃないけど。
これが、作品賞?!という疑問は残るけど。
これは、これでいーんじゃないかな。
(上から目線でスミマセン・・・汗)
でも、思い出してみると、私はそんなにインファナル心棒者ではなかったみたい。
過去記事
だからよかったのかな。

特に目新しいことはないのだけど、ハリウッドらしさが安定している作品だったように思う。
キャスティングは華の俳優陣がベストキャストだっただけに、少々見劣りはするけど、マーティー・シーンとマーク・ウォールバーグのコンビとか結構ツボ。
マーク・ウォールバーグなんて出演していることさえ知らなくて、アカデミーにノミネートされていて驚いたのだけど、なかなかオイシー役じゃない!
なぜだか三角関係になっている女医さんも、ただの浮気女に見せない清潔感が絶妙な女優さん。
RIN会長が指摘している(⇒参考記事)上下バラバラ下着については、私も意味が分からないけど、あのスポーツブラに黒レースというセンスは“隠れモテ系”なのかもね。

それにしても、アイリッシュ魂満載の映画だった。
これまたRIN会長が指摘している「IRISH」Tシャツしかり。
緊迫シーンでかかるアイルランド民謡調のロックなBGMしかり。
最近新聞などで取りざたされている、一連の河野談話にまつわる首相発言報道だけど。
こんな映画を観てると、アメリカの新聞なんかにニッポンを「民族的」と言われたくないなぁと思う。
そもそもアメリカ民族なんてないわけだし、きっとうらやましーんだねぇ。
劣等感はポジティブに活用しましょー。

観終わって思ったことは、やっぱディカプリオはいいなぁ♪
母性をくすぐる役どころは、ハリウッドではこの人がピカイチなんだろーと思う。
デコの横ジワはだいぶ深くなっていたけど、それでも、女先生が思わず頭をなでてしまう気持ちはよーくわかる。
なんだかんだ言っても、私って、ディカプリオとブラット・ピットには甘いのだ。
成田に押しかけたり、ファンミーティングに40万も出せないけど、あるいはファンという名の・・・みたいなね。

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