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平方録

健気に走ってるんだよな

見かけないバスがいるなぁと思ったら、公道実証実験中の自動運転バスだった。
神奈川県と小田急・江ノ電グループ、ソフトバンクなどが中心となって昨年に引き続き、2度目の実証実験だそうだ。
今回の実験は「自動運転レベル3」だそうで、レベル3とは「限定条件下でシステムがすべての運転タスクを実施し、システムが要請した時のみドライバーが対応する」ということだそうだ。
つまり、全般的運転の発進、停止、信号に従って進む、人や車などの障害物を避けるはするが、それ以外の条件が現れた場合や緊急時は運転手が運転を変わるというレベルだそうだ。
運転手は運転席に座るが黙って座っているだけで、手出しはせず、自動運転装置が悲鳴を上げた時だけ手助けするということらしい。
去年がレベル2だったというから、進歩はしている。

コースは国道134号に面した湘南海岸公園中部バス駐車場から江ノ島大橋を渡って江ノ島島内の湘南港桟橋バス停までの片道2キロの区間。
8月21日から実験が始まり、26日から実験最終日の30日までの5日間は無料の乗車体験ができるのだが、事前申し込み制だったので気が付いた時は時既に遅し、1回8人限定(1日片道5便×2×5日=400人)の座席はすべての便で埋まってしまっていた。

今回を含めた実証実験の成果を踏まえ、来年8月の五輪本番でヨット会場へのアクセスとして実際の運行を予定しているそうな。

国道134号を右折して江ノ島大橋を渡るため右折するが、ここは普段から交通量が非常に多く、しかも道路は緩やかにカーブしているうえ、通過車両の速度は押しなべて速い。右折の矢印信号が出るところだが、難所の一つと言っていいかもしれない
写真は停止線の先頭で信号の変わるのを待つ自動運転バス

実証実験のバスは右折の矢印信号に変わるとシズシズと右折を始めた
パチパチパチ

一生懸命、健気に曲がって行き、心なしか後姿が一人前に見える
でも油断は禁物。橋を渡り切ると左急カーブがあって、曲がり切ったすぐ先に駐車場と江ノ島神社参道を結ぶ大勢の歩行者が利用する信号機のない横断歩道があり、ここも自動運転バスにとっては難所の一つになる
おまけに道の両脇は違法駐車であふれかえっている
違法駐車を避けて通過するには完全に反対車線にはみ出さなければいけないような状態もしばしばなので、実証実験中はさすがに駐停車出来ないように道路わきに真っ赤なコーンがずらりと並べられて注意喚起していたが、そうでもしなければなかなか難しいというのが今の自動運転レベルと言うことなのだろう

別の日、たまたま車で江ノ島大橋を渡って134号に出ようとして信号待ちしていたら、右折してきた自動運転バスとすれ違う
なんか澄まし顔してるんだよな、これが…
確かに運転席には運転手の姿が見える
最高速度は40kmに設定しているそうだ

横浜で自動運転の新交通システムが逆走するという事故が起き、けが人まで出たが、人が運転していたって重大事故は起こる
軸足をどちらに置くかとなれば、やっぱり自動運転技術の進歩のほうに期待を寄せたいとボクは思う
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