四国で暮らす孫の姫とは2020年の正月にわが家に泊まりに来て以来、もう1年7か月も会えていない。
この間、中学生になった。
たまにテレビ電話やZoomで話はするが、同じ空気を吸っていないというのはいかにも物足りない。
進学と同時に携帯電話をあてがわれ、今時の中学生らしく姫の希望でLineでも交信するようになった。
最近の話題はもっぱらのめり込んでいる部活のこと。
小学生の低学年の頃からテニススクールに通っているのだが、進学と同時にテニス部に入り活動を始めた。
そして、公式戦の嚆矢となる新人戦が今日から開かれるという。
まず市単位で開かれる試合で6位以内に入ると県大会に駒を進めることができるそうで、昨日届いた暑中見舞いには試合に臨む決意がしたためられていた。
そのハガキに書かれた字は小さ目なのだが一字一字とても丁寧に書かれ、縦に行儀よく並んだ文字列もゆがんだり傾いたりすることなく、なんだかとても几帳面さを感じさせてくれていたのが軽い驚きも加わって、新鮮だった。
しかも使われている漢字の数が多く、なるほど中学生になるとこういう文章が書けるのかと見直した。
ハガキ1枚でも成長ぶりというのはにじみ出るもののようである。
ハガキを受け取った後のLineでのやり取り。
「応援に駆け付けたいがコロナで難しいから、遠くからだけど気合入れて応援する！」
「ありがとう！」
「調子どう？」
「いい感じです！」
「よっしゃ！」
「がんばる！」
「結果楽しみにしてるよ」
「うん！がんばります！」
「でも試合ではリラックスした方がいいよ」
「うん！」
この間に様々なスタンプが飛び交い、言葉以上のメッセージとなってやり取りされるから面白いものだ。
今の若い子たちのコミュニケーションってのはこういうことなんだと認識を新たにする。
ボクも負けずに絵文字で対抗しているから、この年代のジジイとしては‶なかなかやるじゃん〟の口ではないかと自賛している。
それにしても姫の返事は瞬時に戻って来る。指使いの早さは驚異的である。
青春をテニス部の部活に打ち込む…わが孫ながら眩しく見えることよ♪
試合結果はさておき、早く会いたい。
1日も早く元の日常が戻ってきますように。
見出し写真も含めてLineでのやり取りの一部
