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平方録

北極星を見たのはいつ?

午前4時過ぎのわが家の2階ベランダ。
冴え冴えと星が光り、辺りはしぃ~んと静まり返っている。
日曜日の明け方…といっても6:52の日の出時刻まで、まだ3時間近くもある。
起きてすぐにベランダに出る時、パンジーを植えているプランターの縁に乗せた寒暖計を1時間後に確認したら-2.4℃だった。
凍えるわけだ。

頭上を仰ぐと雲一つない天空が広がっていて、頭の真上からほんのわずか北に寄ったところに北斗七星がきれいな柄杓型に七つの星を並べて光っている。
ほぼ毎日夜明け前の星空を眺めているが、南の空を中心に南寄りの東西を見るだけだから北斗七星は眼に入っていなかった。
改めて見てみると、ホントに教科書に出てくるように、一目で「あぁ!」と分かる星座の形をしている。
小学校では柄杓の一番端、水をくむ部分のタテの線を5倍延ばしたところにある星が北極星だとも教わった。

その通りに5倍延ばしたあたりを探ると、確かに‶埋没しないで輝いている星〟が光っているのが分かる。
あぁ、あれが「ポラリス」かと、妙に感心する。
船乗りじゃないから北極星を気にしながら生きるなんてことはなかった。
ちなみに紀元前2500年前にクフ王のピラミッドを建てたエジプト人は「おおぐま座のミザールを使って正確に真北を求めて建設したらしいことが分かっている」(ウィキペディア)というから、ポラリスではなくミザールを羅針盤の中央に据えていたらしい。
世の中に「不変」なんてものは何一つないってことか。

それにしても人類はいつごろからポラリスやミザールを意識し始めたのだろう。
海を渡って日本列島にたどり着いた人々もあの星を意識してやってきたのだろうか…

…と、ここまで書いてきたところで南側の窓の外に視線を感じた。
パソコン画面から視線を外して外を見るとちょうど下弦の三日月が昇ってきたところだった。
なるほど、覗き込んでいたのは三日月だったか。
夜明けを目前にしたこの時刻になると冬の星座の代名詞のようなオリオン座は姿を消してしまっているし、もちろん「冬の大三角形」もどこかに消えてしまっている。

東の地平線辺りがぼんやりだが、少し明るくなりかけている…


昨日午後2時過ぎに鎌倉山から見た富士山(見出し写真も)

近所の池のある森の公園では一部で氷が解けずに残っていた
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