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平方録

コタツのシミ

1日中雨が降っていた。

真冬の雨だからさぞかし冷たいのかと思っていたら、外気温は14~15℃くらいもあって、日中は暖房が必要ないくらいだった。

もっとも、動き回らず部屋の片隅でじっとして新聞や本を読んでいると、それなりに忍び寄って来る寒さがあって、仕方なくというか温もりを求めてコタツを「弱」にして使ったが、「暖」と言うものは心をほぐすものである。

前日にバラの世話で重たい鉢と格闘して腰を痛めていたせいもあるが「コタツのシミ」になって養生できたのは何よりだった。

昼飯の後は完全に「シミ」になり、午後2時過ぎにテレビを付けたら相撲の幕下の取り組みが放送されていて、チラッと見ていたら「原石」たちの真剣で必死なぶつかり合いが新鮮で、ちょっと見てしまった。
幕下は仕切り直しの時間が短いので取り組みの進み方のテンポがいいから見ていて間延びしないのもいい。
結局そのまま十両の取り組みも見て、結びの一番の貴景勝ー翠富士戦のボクシングのような相撲まで、4時間近くも相撲中継を点けていたことになる。
絶対的な強さを誇る力士がいないため、実力伯仲の群雄割拠状態になっているところが、それぞれの力士を奮い立たせているようで、必死の勝負が見応を感じさせる。
これはこれでヒョウタンから駒なんじゃないか。
 
見どころは勝負の土俵だけでなく、客席の髪を高島田に結った芸者衆はもちろん、如何にも水商売風の女性たちの艶やかに着飾った姿がちらほら映るのも正月らしくて、なかなか良い眺めだ。
昨日はその芸者衆が7~8人、横に一列に並んで観戦しているところが映ったりして、一体どこの誰が彼女らをまとめて招いたのかとその羽振りの良さをチラッと思ったり…
さすがは東京の初場所の光景である。
 
さて、今朝も気温はそれほど低くないが、空に月も星も無く、夕方からはまた雨になるという。
おまけに火曜日に晴れマークが付いている以外は雲のマークばかりがズラァ~ッと並んでいる。
冬の太平洋岸は晴れマークが専売特許のはずなのに…
そんなに長くコタツのシミではいられない。
まだバラのせん定と寒肥やりが残っているし…
 
 

わが家のスイセンがやっと咲きだした いい香りだ♪
 

コメント一覧

平方録
@mannmo_2005 2本足が4本の足にふん捕まるわけですな。
プロレスの四文字固めは痛そうだけど、コタツなら暖かいし…
桟敷の華やかさ、やっぱり目に留まりましたか。
ボクの関心はもっぱら、あんなに芸者集を呼べるのはどこのどいつだ…でしたよ。
あの後、どこぞの座敷で彼女らに囲まれて、豪勢な酒を飲んだんでしょうな。

そうそう、稲穂のかんざしもいいですが、ロージンには椅子席をおすすめしますよ♪
mannmo_2005
おはようございます。
「コタツのシミ」と昨日のテレビ桟敷の話につい出てきてしまいました。
佐渡の老女はコタツのシミ状態のことを「4本足につかまっとる」と言っています。冬中そんな状態。
で、4本足につかまってテレビと相撲を取って日がな1日。
昨日の桟敷は華やかでしたね。
稲穂の簪(?)つけて観覧してみたいわ私も。
それにしてもよくぞ身動きせず座っている姿に感服。
平方録
ちゃきちゃきの江戸っ子ならではの思い出ですね。
素晴らしい!
ボクは豪快な上手投げの若乃花が好きでしたね。
仏壇返しなんて技も使いましたし、細いけどいかにも強靭そうな下肢が魅力的でした。

一生懸命稽古してる人が活躍しているようだし、ファンを沸かせているところはいいですね。
群雄割拠から抜け出すのは誰ですかね。
アミ
何だかんだ、文句を言っても、お相撲は気になります!😊( ^)o(^ )
昔、両国国技館の前、一時期、蔵前国技館で開催されていた時期がありました。
朝、触れ太鼓の音で目が覚めます。
中学校時代は、焼き鳥のいい匂いが教室にまで漂ってきます。
子供のころから、お相撲は、切っても切れないものでした。
栃若時代。 懐かしいです。
後年、仙台の若乃花が、杉並の善福寺川のほとりを散歩なさってる時、すれ違いざまに、思わず、お辞儀をしてしまいました。
TVで観てた人ですから…。 そうしたら、笑いながら、お辞儀を返してくださいました。( ^^) _U~~🌸
立派な親方でしたね~。
隠岐の海も引退が決まり、どんどん寂しくなりますが、また、粋の良い若い人が出てきて、楽しみです。💐
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