昨日は珍しく夕食時間帯に五輪の種目別個人体操のテレビ生中継があり、食事を終えても見続けた。
体操競技はこの日で終了らしく、男子は平行棒と鉄棒、女子が平均台とゆかだった。
男子最後の種目鉄棒でわれらがシンデレラボーイ20歳のオカ・シンノスケ君の演技ははつらつとして大きな失敗もなく会場の喝さいを浴びた。
そして続いて挑んだのがコロンビアの17歳。
これがまた粗削りながら迫力のある演技を見せ、オカ君と同じ得点で並んだ。
小数点以下3けたの数字までぴたりと一致するという偶然に「こんなことがあるんだ」と驚いたが、予選の成績によってオカ君が暫定1位になったと聞いてさらに驚いた。
しかし、この驚きも序の口で、驚きはさらに大きなものへと続いていく。
オカ君は予選5位で決勝に進出してきたが、金メダル最有力とされた中国選手2人を含め、その上位4人が実に見事な演技を見せたかと思うと次々と落下、中国選手の2人に至っては完ぺきな演技で着地したとたん大きくバランスを崩し、つんのめるようにマットから飛び出すなど、最後の最後で大失敗をやらかし、会場を唖然とさせたのだった。
よりによって2人のエースが大舞台で同じ失敗を引き起こすとは…
中国選手に次ぐほかの外国選手も満足に演技を終えられたのは誰もいなかったのだから、ミスなく演技を終えていた20歳と17歳の屈託ない2人が押し出され手表彰台に上がったのは必然だった。
こういうことが起こるのだ、五輪という舞台は…
女子の平均台も似たようなものだった。
メダルを有力視されていた選手が次々と平均台から落下するのを「えっ、女子もか…」と、その連鎖反応気味の出来事には驚くしかない。
確かに金メダルを取ったイタリアの選手の演技はアクロバット的ではない優美で美しいもので、「へぇ~、サーカスみたいな演技ばかりじゃないんだな」と思ったものだ。
パリという土地を選んで、体操の神様がちょっとだけベロを出してアッカンベェ~をしたようである。
それをたまたまこの目で目撃してしまった♪
ちなみにオカ君はこの日の金メダルで五輪初出場ながら金3、銅1の計4つのコレクターになった。
江ノ島が目の前に浮かぶ湘南・片瀬漁港
日曜日の午後3時過ぎ、遊漁船はほとんど港内にいた
炎暑の日々が続くが、海辺には常に南から心地よい風が吹きつける
逆光の中に浮かぶ遊漁船
江の島沖には海難事故に備え巡視船が停泊して警戒を続ける
遊漁船と赤灯台白灯台
アングルを変える…
紅白の灯台の間に巡視船をはめてみたくなって撮影ポイントを探す
午後4時、海辺の太陽は依然として衰えを知らぬかのようである