今年の収穫個数は33個だった♪
去年は確か18個程度だったから倍増と言っていい。
小田原から柑橘類や野菜をトラックに積んで売りに来る農家から分けてもらった甘夏みかんの苗木を庭に植えてかれこれ5、6年が経つ。
最初はほんの小さな苗木だったものが、今や173cmのボクの背丈に届いて枝を大きく横に張り出して繁っている。
たわわに実ったやや大ぶりの黄色い実が真冬や早春の太陽の光を浴びて輝くさまは、彩の少ない季節を飾ってくれて悪くない。
試しに食べてみたら、甘みよりも酸味が勝る感じがしたが、元々夏みかんは酸っぱいものだし、いかに「甘夏」という名がついていたって、みかんのような甘さはそもそも望むべくもないのだから文句を言う筋合いでもない。
酸味を楽しむ果実だと思えばいいのだし、実際、甘みの中に感じる酸味は大人の味と言ってよい。
ただ、気温やら日照時間やら、肥料の効き具合やら、様々な育成条件の微妙な違いを反映するのだろう、去年の実の方が甘さが勝っていたような気がする。
と言っても今年の実が特別に酸っぱいという訳でもなく、やや酸味が勝っているかな…という程度の印象の違いに過ぎない。
ネットで調べてみると、実の収穫とせん定作業はほぼ同時にした方がいいという。
この3月というのはその適期で、花芽が吹き出す時期が迫っているので実の収穫が済んだらさっさと選定作業に着手すべしという。
柑橘類のせん定の仕方は「開心自然形」といって、主幹を中心に枝や葉が横に広がる樹形にするのが良いそうである。
別に意識したわけじゃないが、わが家の甘夏は横に広がっていていい感じである。
上に伸ばすより横に伸ばした方が収穫がしやすいという利点もある。
しかし、それにしても「開心自然形」とはまた言い得て妙で、「ココロを開いてゆったりとした自然な姿勢(生き方)を保つ…」なんて、禅寺で耳にするような言葉ではないか。
よしっ、ボクの日常もかくあるべしで、「開心自然形」ってのを心がけてみるとするか♪
何より風通しを良くしておかないとな。