土曜日曜と冷たい雨に降り込められて行動の自由を奪われた。
と言っても、もちろん物理的に身動きが取れなくなるという類のものではなく、寒さに縮こまるという意味だが、庭にも出られず、パトロールにも出かけられないとあっては、ひきこもるしかなく、それだけで気の滅入る思いがするものである。
日没直前頃から晴れ、深夜2時ころに目が覚めてトイレに行く際、寝室の窓から差し込む月光が明るいことにハッとさせられ、まだ晴れ間が続いているんだと思ったが、予報は「曇り」である。
真夜中が晴れてもメリットはゼロと言っていい。
ボクの身体はソーラー発電で動いているんじゃないかと思えるくらい、お日様が照っていないと体の自由が効かないよう出来ていて、何もする気にならない。
唯一、せん定と寒肥を施したばかりのバラにまとまった雨が降り、土が十二分に水分を蓄えるという限りにおいては願ったりの事で、こればっかりは二重丸を上げたい。
一雨ごとに春が近づく…と言う慣用句があるが、まだ立春にもとどいていないこの時期に使うのは、気が早すぎるだろうか。
しかし、実際に寒さに震えながら雨音を聴いていると、滅入りがちな気分の底で「一雨ごとに春が…」という、ほの明るさが見える気がしてくるし、そこに縋りつきたい気分でもある。
愛読させてもらっている「教育・自然いろいろブログ」さんが、草藪でガサゴソ動き回っているウグイスの姿をとらえた写真を掲載され「かわいい~♪ 歌声の響く季節が待ち遠しい」と書かれていた。
今はまだ「チャッチャッ」と地鳴きしかしないウグイスだが、やがて……が待ち遠しい。
去年の初音は2月22日だった。
今年は暖冬傾向だそうだし、現に教育・自然いろいろブログさんのカメラの前に姿を現しているくらいだから、初音も早いのではないか。
いろいろ期待が膨らむ♪
円覚寺・佛日庵のハクモクレンには花芽がびっしり
中国の作家・魯迅から贈られた株だそうだ