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平方録

今日もお日様は望めそうにない

月が明けてすでに5日が過ぎた。
この間1度だけ、車で海沿いの道を走って海の様子をチラッと眺めただけで、車から降りもせず、もちろん人と会話をすることも無く、時間も小1時間を費やしたに過ぎない。
それ以外は、雨が止んだスキにチラッと様子を見に庭に出ただけである。
それだって最初の3日間はそのスキすらなく、雨は音を立てて降り続いたのだから何をかいわんやである。

お陰で身体を動かすことがない。
出来ることと言えば本を読むかネットを覗くか、それに飽きればフライパンでポップコーンを作ってビデオにためた古い映画を見るくらい。
何本か見た西部劇がアメリカンヒーローが活躍する勧善懲悪モノと違って、見終わった後に何となく考えさせられてしまうような一風変わった作品だったりして、こういう鬱屈させられているような時は分かりやすい作品の方がスカッとするかもな…と思ったりする。

日ごろ太陽の光を浴びることを無常の幸せのように感じている身にしてみれば、これは相当ひどい拷問のようなもので、精神的ダメージは決して小さくない。
雨の降り方にもいろいろあって、例えば新緑が輝く初夏・5月のころに高くて明るい空から降って来る雨がある。
そういう雨なら、辺りが明るいというだけでまだ我慢できるが、梅雨時の雨というのは分厚い雲が低く垂れこめるからそもそも夕方のように暗く、何より不景気さが忌々しい。
明るい時間に暗いのは、そもそも道理に合わない。
雨で滅入る気分が一層滅入る。
今日も続くらしい。
とにかくお日様が顔を見せず、分厚い雲が低く垂れこめた日々が続くのだからウンザリもいい所だ。

一昨日の夕方、風呂場で「魔女の一撃」をくらったのも、家に閉じ込められて
身体を十分動かせていない歪が出たんだろうと思うとシャクに障る。
せめてもの救いというか、一条のほのかな光りは都議選の結果だ。
このことで秋に予定される総選挙の結果に幾分希望が見えてきたといるんじゃないか。
嘘つきで、説明もロクにしないでおごり高ぶるばかりの自公政権にはいくら何でも退場願うしかない。
その「光」が少し差しかけて来たんじゃないかね。
表面的には目立たなくても、地方の怒りのマグマは東京以上に相当溜まっているんじゃないか。
楽しみなことだ。


(見出し写真はわが家のルリタマアザミ この花の奇妙さ巧妙さにはいつも魅了される)

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