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平方録

花咲じじいの胸突き八丁

冬の間にしておかなければいけないバラの数多の世話の内の、胸突き八丁がどうやら見えてきた。

昨日は冷え切った空気にたじろいで、やるつもりもなかったのだが、午前10時前になったら急に気温が上がり始め、日だまりが出来る2階のベランダで作業する分には寒さを感じずに済むことが分かり、急きょ手を染めた。

鉢植えのバラの鉢替えと、今年は土の総取り替え。

鉢は9つ。

いずれも庭に地植えしている木立性のバラに万が一のことがあったら、すぐに差し替えが効くよう、挿し木して育てているバックアップ苗がほとんどだから、まだ大きさも手ごろで扱いに難儀することもない。

手間暇かかる作業だが、何とか順調に済ませることができた。

ただし、このうち3鉢はもう何年も育てているので随分と大株に育っていて、しかも鉢自体が大きくて重い。

これらは土の入れ替えをするために鉢から株を引き抜くだけで一仕事で、力仕事になる。

2階のベランダの防水点検が来年か再来年に迫っていて、点検作業の際にはベランダには何も置くことが出来なくなり、このバラの鉢も階下に下ろす必要に迫られるのだが、ボクが若くてもこれを一人で抱えて下ろすのは無理だろう。

それくらい重くて大きい。

しかも「ノリコ」という品種で、枝は固くトゲも鋭い。

そこで一計を案じ、せん定と土替えの時に鉢から引っこ抜いた株、用土、鉢の3つに分割して運べば何とかなるだろうと算段中である。

いつやる? 今でしょっ! 

残り2つの大鉢の内一つは、特別に大切に育てて来た「空蝉」で、これだけは階下に下ろせなければ家の中に入れてしまえばいいじゃん、と腹をくくり、そのままにしておくことに決めた。

"箱入り娘"で"深窓の令嬢"なのだから、特別待遇も当然だろう。

もう1鉢は「ブラッシングアイスバーグ」で、直植えの株で弱ったものがあり、生きの良い新戦力投入を計って新たな活況を見たいと思っている。

地植えのノリコにも樹勢の衰えたものがあり、これもバックアップ苗と交代させるつもりなので、この2例はわが家のバックアップ苗が役に立つ最初のケースということになりそうである。

ということで、この3つの大鉢以外の作業を昨日終わらせることができたのは、何よりだった。

残るバックアップ苗の植え替え大作戦こそ今冬の作業の大ヤマで、いよいよ胸突き八丁に立ち向かうことになる♪

風の弱い良く晴れた日などはパトロールに出たくてうずうずしてくるが、今は我慢も仕方がない。

 

近所の池と森の公園内の湧水


岩の隙間から染み出たり、一筋の細い流れになって、絶え間なく滴り落ちている
 

コメント一覧

heihoroku
アミさん こんにちは

鉢だけなら持てる。
土だけなら、小分けすれば運べる。
株は年々大きくなっても根っこと幹と枝だけの裸ならなんとかなる。
かくして、ボクはバラをバラバラにする殺人鬼みたいな真似をすることになりました。
アミ
若いときは簡単にできたことが、年々、出来なくなる…。
思ってみないことですね。
我が家も、イチョウの木。 主人の手に負えなくなりました。
息子は、庭木には全く興味なし。
一体、どうなることやら…。
祖父に顔向けができません。
家光は偉かった…と、いつも思います。。
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