風邪の症状らしく、これはいかんと思い昨夜は山形の肘折温泉で買ったコクワの実を焼酎に漬けた果実酒に熱湯を注いだものをコップ1杯ぐいとあおって10時前に床に就いたのだ。
今朝3時半に尿意を感じて目覚めるまで6時間近くぐっすり眠れた。
コクワ酒のせいなのかどうかは分からないが、よく眠れたことは確かで、おまけにせきやのどの痛みもだいぶ軽くなっている。
イイ感じである。
坐禅は休むことにするが、今日は義母を荼毘にふすのだ。出かけなければならない。暖かくしていれば引き始めの風邪はこのまま退散してくれるはずである。
昨日のブログでパジャマを着ないで寝ていることに触れたら、友人からメールが届いて「金冷法でもやってるの? バカなことしないでパジャマを着なさい」というキンケイなる忠告が届いた。
金冷法って何だよ? と問い返したいところだが、布団の中はポッカポカのポカになるのだから「冷」という漢字はそもそもそぐわないのだ。
奴は何を勘違いしているのか。
自分自身の尺度で物事を判断してはいけない。今度会ったら良く教えてあげなければ。
それでも、別に奴の忠告に従ったわけではないのだが、引き出しの奥からもう何年も袖を通した事のないパジャマを取り出してきて、多分薄かったので夏物だと思うのだが、それをまとって昨夜は寝たんである。
正直言ってパジャマを着て寝ると病院のベッドを思い出すんだよな。
しおれてベッドに伏している時の気持ちがよみがえってきてしまうんですな。
ありゃぁ実に切ないものなんですよ。
2000年7月1日。ボクは未破裂の脳動脈瘤を取り除くためにぴんぴんした状態で開頭手術を受けたのだ。
1週間入院したのだが、あの時は果たして生還できるのか、命は繋がったとしても以前同様に何の不自由もない生活が送れるだろうかと心底心配したものだ。
そういう思いを抱きながらベッドの上でじっとパジャマの袖口辺りを見詰めたりしていたんである。
もしかしたら袖口をかんでいたのかもしれない。
この寒さとのどの痛みが通り過ぎてしまうまでのしばらくの辛坊である。
ベランダのプランターに植えてある葉物を採ろうとしたら凍ってしまっていてポキンポキンと音? がして葉の付け根から簡単に採取できたのだった
日当たりの悪いところでは霜柱は解けなかった
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