テレビの街頭インタビューやら、あちこちのブログから「いったいいつになったら涼しくなるんだっ!」とか、「もういい加減にしてほしいっ!」などという暑さを嫌う人々の悲鳴や非難めいたボヤキが聞こえてくる。
しかし、冷静に考えてみれば、この現象は異常でも何でもなく、昔からの諺が言うように「暑さ寒さも彼岸まで」の範囲であって、ことさら騒ぎ立てるのはわがままの域を出ないのでは…などというと、「何を悠長なことをっ! 気温の高さは昔から比べたら1,2℃、いやそれ以上に上がっていて猛暑日が何日あったか知らないのかっ!」「オマエは軽井沢の住人かっ」などと叱られそうである。
まぁ、気持ちは分かるが「お言葉ですが、ここまで気温を上げた張本人はいったんどこの誰なのさ?」という疑問も常に付きまとう。
赤信号をみんなで渡り続けてきた結果ともいえるんじゃないの?
それを棚に上げて…
まぁ、冬の寒さが大嫌いなボクだって、彼岸のころの寒の戻りなんてのに遭遇すると「なんてこった!暑さ寒さも…っていうくらいなのにどうなってんだっ!」と悪態の一つもつかせてもらっている。
暑いだの寒いだの、ニンゲンという生き物の身勝手さに呆れかえるばかりだ。
そこへ行くと、正岡子規のお母さんは極めて自然体の人で、自然の摂理をよくわきまえた人だったと見えて、口癖の一つが「のぼる、彼岸の入りに寒いのは毎年のことだよ」だったそうである。
子規はお母さんの口癖をそのまんま「毎年よ彼岸の入りに寒いのは」という句にしてしまったのだった。
彼岸を過ぎてなお、猛暑日が続くようならその異常さをボヤくこともアリかもしれないし、行く末を本気になって気にし始めなければいけないだろう。
むしろそっちじゃないの?
近所の池と森の公園の草むらに咲いているツルマメ
昨日のブログでツリフネソウの事を書き、ごく身近に咲いていながらその存在を意識するようになったのはほんの数年前だったと白状したが、このツルマメを認識したのはまだ湯気の立つホヤホヤの昨日である
夏枯れで何の花も咲いていなかった野原に、5~6㎜ほどの小さな花があちこちに咲いているのに気付いた
ツルが伸びていて、そのツルのあちこちにたくさん花を咲かせている
すぐにネット経由で調べてみるとツルマメと分かり、ダイズの原種なのだという
これにはビックリで、好物の豆腐や納豆の原料、あるいはエダマメの先祖はこの小さな花なのだと知って妙に親近感を抱いたものだった
このツルマメも当然秋には実をつけ、しかも食べられるのだそうな
花の大きさからすれば実だって小さいであろうことは推して知るべしだが"新発見"を「へぇ~」「ほぉ~」と喜んだのは言うまでもありません♪
それにしても…
次はどんなものを「発見」するだろうか
ツユクサと一緒に仲良く
こっちでも
暑さが気持ちいいのか、ツユクサの青が一段と色合いを酷使、輝くように咲いている
青い宝石♪
シロタデ
ミズヒキ
シオカラトンボ? は日光浴に余念がないようだった