師走に入って初めてのパトロールに出る。
出発は寒さが緩む10:00少し前。
雲一つなく晴れているお陰で陽の光は十分だが、空気は冷たい。
と言っても11℃。
ただし自転車は自ら空気を切り裂いて走るので身体には実際に吹いている以上の風が当たるので体感温度はもっと低い。
家を出てすぐの角を曲がると北の方角に一直線に伸びる道を北風に逆らって300mほど走らなければいけない。
スタートでくじけるわけにいかないから「やめときゃよかった」といつも心の中でぼやきつつ、なんとか走り切るが若干テンションが下がるのは否めない。
そして西に折れ、海沿いを目指す。
先月まではひざ下にはサッカーのストッキングを履き、短パンで太ももを出して走っていたが、老体には少しこたえる気温になって来たので、ストッキングの代わりに太ももも覆えるタイツを履いた。
買ったばかりの細かいストライプの入ったちょっと派手目な奴である。
ジジイは少し目立つくらいでいいのだ♪

空気が冷えて冴えわたっているので視界が極めていい

富士山の見え方はこれ以上ないくらいの鮮やかさ

つくづく富士山って山の大きさを感じる



先月29日に相模川河口まで走った時にはほとんど堆砂はなくスイスイ走れたが、寒冷前線一過後に丸1日吹き続けた強風のためだろう、至る所で通行不能になってしまっていた

既に防砂柵が見えないくらいに砂が動いているから、あとひと吹きされると路面は完全に埋まってしまうだろう

仕方なく隣の松林の中を走る国道134号の上り線の歩道を富士山方向へ走る 理由は下り線側より日当たりがいいから
この道路は車が70kmとか80kmの速度でビュンビュン走り抜けていくので、道路を走るのはワイのだ

相模川河口4kmほど手前で自転車道に戻る
砂浜の高さより若干高い所を自転車道が通っているため、元来、堆砂そのものがほとんどないのだが、一昨年の台風の波で路盤が流されて補修したばかりの所で再び崩落があったらしく、また通行止めになっていた

相模川河口にかかる湘南大橋を渡って右岸堤防に出て北上、寒川取水堰のところで再び左岸に戻る

多分落ちアユを狙っての事だろうと思うが、サギの仲間がたくさん集まって水面を覗いていた

冬枯れの田園地帯に出る




午後になっても雲ひとつ湧かず、富士山はよく見えていた 走行距離はちょうど50kmだった