山形の友人からジャガイモ堀の助っ人を頼まれているのだが延期になった。
作付けが少し遅れたせいもあるというのだが、最大の理由は日照不足などの天候不順が続いていることで生育具合が今一つのようである。
今月下旬くらいまで畑で寝かせておく必要があるらしい。
夏休みに入れば姫がわが家に遊びにやって来る。その時期と重ならなければ問題ないが、とにかく太陽に顔を出してもらって生育を後押してもらわなければどうにもならない。
農作物だけでなくヒト属のボクだって気が滅入ってきているのだ。
日照不足と気温の低下傾向が続けば、今後の農作物の収穫にだって影響が出かねない。
特にイネにとって雨は重要だが、田植後の生育の盛んな時期だけに十分な日照や一定程度の気温が確保できなければ様々な病気の心配も出て来る。
仙台など東北地方の太平洋沿岸ではこのところ最高気温が20度そこそこの日が続いているから心配である。
よもや「冷害」という2文字がチラつくようなことはないと思っているが…
その友人の声が別件を伝える段になって一変した。
3人目の孫が今年の暮れに誕生する予定なのだが、それに加えて跡取り息子の長男のところに初めての子どもが出来て、来年2月に生まれてくる予定だという。
「内孫だなんて決して口にしません」「妻というのは実家に寄り付きがちだが、それも当然。その方がいいに決まっている」と矢継ぎ早に物わかりの良いことを口にする声が喜びにあふれ、嬉しさで裏返っている。
よほどうれしかったに違いない。
この長男は晩婚で40歳を過ぎるまで独身でいて両親はやきもきしていたのだが、それだけに喜びもひとしおなのだろう。
それにしても人が喜んでいる姿を見るのはいいもので、こちらも自然と嬉しくなる。
泪に「もらい泣き」があるが、こういう嬉しさが伝わるのは何というのだろう。
「もらい笑い」「笑顔のおすそ分け」「伝染性幸福症」「笑いカワセミ症候群」「ニコニコ印の福神漬」etc.etc.…
朝からどんよりした空が続いていたが、午後2時ころから薄日が漏れ出した。
錆び落としに江ノ島まで自転車を漕いでいくとどんどん晴れ間が広がって…