ユリ…階段事件の日
連休明けの火曜日だった。
一番近くの総合病院へ行ったが…
そのとき、9時30分
受付は、スムーズだった。
整形外科に案内され、
座っていたら、
ベテランぽい看護婦がそばに来て言った。
「どうしました?」
はぁ?
手には…受付でユリが書いた問診票を持ってる。
階段から落ちたって、詳しく書いてあるよね?
図解で痛い場所も、印つけてあるよね?
ユリ 「階段から、落ちたんですけど」
「で、どこが痛いですか?」
ユリ 「この辺と…この辺と…」(手で指し示す)
「この辺って?」
はぁ?
その問診票見ろよ!
痛くて痛くて痛くて、
自然に涙が流れる。
「一番痛い所は、胸ですか?
じゃあ、手のレントゲンは撮らなくていいですね!」
ユリ 「はぁ」
「レントゲン室の前で呼ばれるまで、待っててください」
確かに、人でごった返していたが、
そこから、2時間もそのまま呼ばれることはなかった。
待っている間に、右手が動かなくなった。
左胸も痛い。
しびれを切らして、ユリママが、レントゲン室の受付に聞いたら、
整形外科から、ユリのカルテは、周って来てないと言う。
はぁ?
救急車でくれば良かったの?
それからまた、何十分待っただろう…
やっと、レントゲン室から呼ばれて…
レントゲン室のオバサンが、少し早めてくれたらしい。
それでも、すでにお昼だった。
レントゲン室で、胸と右手も撮ってもらった。
そこから、診断は、5分もかからなかった。
さっきの看護婦…
今度は、愛想がイイ
「混んでて、お待たせしちゃって」
医者 「大きい骨は、折れてないですね。良かったですね。
小さい骨は、見えないから、分かんないけど…」
はぁ?
医者 「足は、僕見て無いから、分かんないけど…」
はぁ?
ホントに医者か?
こんなに早く終わるんなら、もっと早くやってよ。
こっちは、予約もあるだろうし…
健康診断の人も横目に見ながら、我慢してたのに…
絶対、ウチの近所の整形外科に行ったほうが、
早かったよ。
その分、早く休めたよ。
もう絶対、あの病院には行かない!