こんばんは。
毎年、残り1カ月くらいになるとお知らせしている恒例のお話があります。
今年からご覧頂いている方や、去年のことであまり覚えていらっしゃらない方へ、
確定申告のお話をさせて頂きます。
まだ来年の話と思っている方もいるかもしれませんが、年を越す前に
知って頂いた方がよいと思いますので、毎年これくらいの時期にお知らせしています。
(ちなみに、
個人でお取引されている方向けです。)
まずは、昨年と一つ異なる点を最初にあげておきます。
それは今年から「復興特別所得税」がかかることです。
復興特別所得税とは・・・
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東日本大震災からの復興のための施策を実施するのに必要な財源を確保する
特別措置として、「復興特別所得税」が創設されました。
(日本先物振興協会HP引用)
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例年、商品先物取引は1月から12月末までの差引損益で利益となった時、
その利益額に対して税率20%がかかっているのですが、
2013年の取引分からは、それに復興特別所得税が加わわります。
復興特別所得税を説明するため、まず税率20%の内訳の説明になりますが、
20%の税率の内訳は、所得税15%、住民税5%となります。
上記の所得税額に2.1%を乗じた額が、復興特別所得税となります。
詳細は、
日本先物振興協会のHPにて
さて、税率の話はここまでとして、例年と変わらぬお話をさせていただきます。
まず、上記でも触れていますが、、
2013年取引分の確定申告では、
2013年1月から12月末までの間の損益を通算して、利益となった場合に納税することになります。
ここで重要なのは損益の計算は2013年に建玉を決済したものに対して行われ、
未決済のまま2014年に持ち越したものは関係ないということです。
例えば、2013年末に未決済の建玉があり、それが大きなマイナスを抱えたまま
2014年を迎えたとしても、
2013年中に建玉を決済した損益の結果が利益になっていれば、納税の義務があります。
この例を考えると、私個人の主観になりますが、2013年のうちにマイナスの建玉を決済して
利益分と相殺させることにより、納税額を少なくすることを選ぶ事でしょう。
※毎年確定申告されている方で、損失の繰り越し分がある方は、
その分もあわせてお考えください。
D-stationやPrestoでは、取引期間を指定して、その間の損益を表示する事が可能です。
12月30日の大納会までに、一度は2013年1月からこれまでの損益の結果を確認し、
税金を考慮した戦略を立ててみてはいかがでしょうか。
それでは、また。
※
D-stationでの年間の損益を表示する方法はこちら
※弊社の税金に関するページです。
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