【北辰物産D-station】スタッフの声

北辰物産オンライントレードスタッフによるブログ。取引画面の便利な利用方法の紹介など様々な角度から情報発信致します。

東京工業品取引所の新システムに付いて

2008-11-19 18:32:16 | Weblog

商品先物取引のリスクについて


こんにちは。
水曜日担当「M」です。


先週、東京工業品取引所の来年5月を予定とする
新システムについて講義を受けてきます、
と報告しておりました。

今回はその講習内容を少しご紹介します。

今日のテーマは「取引追証拠金(以下、追証)制度」
について。

結論から言うと、「追証制度」は継続します。

ただ、取引時間が従来と異なりますので細部が異なります。

↓まず、立会時間は以下の通り。
現行立会い時間
前場:  9:00 ~ 11:00
後場: 12:30 ~ 17:30

新システム
日中立会い: 9:00 ~ 15:30
夜間立会い: 17:00 ~ 23:00


-追証の計算時期-
現行
17:30の立会いが終了後、追証計算が行われます。

新システム
15:30の立会い終了後、追証計算が行われます。
(17:00の夜間立会いから、上記、追証の計算結果が反映
された状態で取引がスタートします。)

-証拠金のプール制について-
現行
銘柄や取引所に関係なく、商品先物取引銘柄の全ての
値洗い合計により、追証計算をしております。

新システム
現行のまま行うか、各取引所ごとに追証計算をするか、
各商品先物取引会社で選択します。
※他の取引所の取引時間の兼ね合い等のため。


-証拠金不足となった場合の対処-
追証の発生により、証拠金不足となった場合、
その対応は、翌営業日正午までの対応となります。
(現行とかわらず。)

-万が一、上記証拠金不足への対処がなされなかった場合-
現行
後場寄付きに成行注文にて決済。

新システム
以下の理由により現行とは変更になります。
・後場の概念がないため、寄付き板合わせがないこと。
・全量約定を保証する「成行」が廃止されること。
(全量約定:ストップ時を除く)
→詳細は、決定次第ご報告します。


新システムに付いては、取引のルールに関わる重要な事ですので、
今後もご報告したいと思います。

それでは、また。
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