こんにちは。
水曜日担当「M」です。
先週、東京工業品取引所の来年5月を予定とする
新システムについて講義を受けてきます、
と報告しておりました。
今回はその講習内容を少しご紹介します。
今日のテーマは「取引追証拠金(以下、追証)制度」
について。
結論から言うと、「追証制度」は継続します。
ただ、取引時間が従来と異なりますので細部が異なります。
↓まず、立会時間は以下の通り。
現行立会い時間
前場: 9:00 ~ 11:00
後場: 12:30 ~ 17:30
新システム
日中立会い: 9:00 ~ 15:30
夜間立会い: 17:00 ~ 23:00
-追証の計算時期-
現行
17:30の立会いが終了後、追証計算が行われます。
新システム
15:30の立会い終了後、追証計算が行われます。
(17:00の夜間立会いから、上記、追証の計算結果が反映
された状態で取引がスタートします。)
-証拠金のプール制について-
現行
銘柄や取引所に関係なく、商品先物取引銘柄の全ての
値洗い合計により、追証計算をしております。
新システム
現行のまま行うか、各取引所ごとに追証計算をするか、
各商品先物取引会社で選択します。
※他の取引所の取引時間の兼ね合い等のため。
-証拠金不足となった場合の対処-
追証の発生により、証拠金不足となった場合、
その対応は、翌営業日正午までの対応となります。
(現行とかわらず。)
-万が一、上記証拠金不足への対処がなされなかった場合-
現行
後場寄付きに成行注文にて決済。
新システム
以下の理由により現行とは変更になります。
・後場の概念がないため、寄付き板合わせがないこと。
・全量約定を保証する「成行」が廃止されること。
(全量約定:ストップ時を除く)
→詳細は、決定次第ご報告します。
新システムに付いては、取引のルールに関わる重要な事ですので、
今後もご報告したいと思います。
それでは、また。