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脳梗塞速水陸

ひよっ子小説家速水陸
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恐怖の麻痺

2016-04-16 15:02:46 | 叫び
「速水は、もう使えない」
社長の一言は、私を追い詰めました。
なんとしても、復活するぞ!
しかし、麻痺は重篤でした。
以前出来た事が、全く出来ないのです。
このままでは、サラリーマンが出来ません。
目標は、「病気前のレベルまで回復する」です。
病欠期間は、一年。
 麻痺は、身体機能と知的能力の二種類ありました。
脚は、車イス。歩けません。
手は、握ったままです。開けません。ジャンケンが出来ません。
予想以上だったのが、知的能力の麻痺です。
「会話が成立しない」と社長に指摘されたとおり。
声は出ますが、文章になりません。
単語を並べるだけで、会話になりません。
手足のリハビリは、ひたすら動かすだけです。
問題は、知的能力のリハビリです。
医師からは、「文章を書きなさい」と指示されました。
とりあえず、日記を書きました。
 麻痺の回復は、思う様に行きませんでした。
進展がないまま、時間だけが過ぎて行きます。
あせります。ストレスは、ハンパではありません。
動かない手を、殴打した事もありました。
日記から物語を書く様になりました。
処女作の「おじいさんの夢」は、こうして生まれました。
「会話が成立しない」と言われた、屈辱の結晶です。
是非、読んで下さい。
 麻痺回復は、至難です。
脳梗塞の恐怖は、麻痺です。
読者の皆様。
脳梗塞、こんな恐ろしい病気に絶対になってはいけない。 
                         速水 陸 敬白