156 :1/2:2006/12/04(月) 01:43:09 ID:gNhyB8EP
深夜、会社からの帰路だった。右は河、左は塀が続く一本道。結構長い距離だ。
「…駄目よっ!」
テクテク歩く俺の前方で、突然声がした。
街灯でうっすらしか見えないが、だいぶ前方でなにか口論している。痴話喧嘩かな?
「…っと、嫌だって…ってるでしょ! 駄目っ!!」 さらに大声がして、人影が俺の方へ走りだした。おいおい、関わりたくないぜ。
ん?なんか背が低い影だぞ?女にしても。しかもめっちゃ足速いし。
まっすぐ俺に向かって走る…それはそれは大きなドーベルマンですた(゜Д゜)
立ちすくんで必死で考える俺。
(…大丈夫大丈夫大丈夫、おとなしい犬だ、おとなしい犬だ。逃げたらあかん、かえってあかん!)
そしたら俺の必死の願いを打ち砕くかのように、女が叫びやがった。
『逃 ぃ げ ぇ て ぇぇ!!!!』
ええ、逃げましたよ。飛んで逃げました。でも最後は追い詰められ、ガバッと両肩に前足がかかった!
「殺られる!」と思った瞬間、俺の顔を舐める舐める。すっごいご機嫌さんのドーベルマン(T0T;)
やっと追いついた女が一言。「すみません。大人しい子ですから!」
…お前、さっき『逃 ぃ げ ぇ て ぇぇ!!!!』言うたやないか!
深夜、会社からの帰路だった。右は河、左は塀が続く一本道。結構長い距離だ。
「…駄目よっ!」
テクテク歩く俺の前方で、突然声がした。
街灯でうっすらしか見えないが、だいぶ前方でなにか口論している。痴話喧嘩かな?
「…っと、嫌だって…ってるでしょ! 駄目っ!!」 さらに大声がして、人影が俺の方へ走りだした。おいおい、関わりたくないぜ。
ん?なんか背が低い影だぞ?女にしても。しかもめっちゃ足速いし。
まっすぐ俺に向かって走る…それはそれは大きなドーベルマンですた(゜Д゜)
立ちすくんで必死で考える俺。
(…大丈夫大丈夫大丈夫、おとなしい犬だ、おとなしい犬だ。逃げたらあかん、かえってあかん!)
そしたら俺の必死の願いを打ち砕くかのように、女が叫びやがった。
『逃 ぃ げ ぇ て ぇぇ!!!!』
ええ、逃げましたよ。飛んで逃げました。でも最後は追い詰められ、ガバッと両肩に前足がかかった!
「殺られる!」と思った瞬間、俺の顔を舐める舐める。すっごいご機嫌さんのドーベルマン(T0T;)
やっと追いついた女が一言。「すみません。大人しい子ですから!」
…お前、さっき『逃 ぃ げ ぇ て ぇぇ!!!!』言うたやないか!