檄文!!サッカー

熱くなり、何より愛すべきサッカーについて書きます。
その過程で得られた市民意識を元に、世情についても論述中。

パンデフがフリー、16万ユーロ獲得!!

2009年12月24日 17時42分50秒 | イタリア セリエA・アッズーリ
リーガカルチョが命じたのは、Lazioから契約解除と賠償金。

どうもパンデフ側の弁護士マッティア・グラッサーニ(グラッサーニ)は、賠償金までは見込んでなかった模様。

ANSA通信が、グラッサーニのコメントを伝えている。

「パンデフの要求が認められた。よって、彼とラツィオの契約は解除となる」

「この判決についての書類は8ページに及ぶものになっているが、私はこれから落ち着いてそれを読むことにするよ」

Lazioにとってパンデフ側の要求よりも厳しい判断が、リーガ・カルチョから下されました。

Lazio会長の、クラウディオ・ロティートは……。

イタリアのラジオ・ラジオに対し、コメントしました。

「既に、決まっていたことなんだ」

(出来レースって意味?)

「だが、ここで終わりではない」

「私は諦めないし、それは誰もが知っていることだ」

「最終的に誰が勝つか、見てみようじゃないか」

Lazio顧問弁護士、ジャン・ミケーレ・ジェンティーレ氏は……。

イタリア スカイ・スポーツに対し、コメントを残した。

「この裁定は大きく間違っている」

「選手(パンデフ)の要求をも、大きく上回るものだ」

「だからこそ、我々は一般法廷へ訴えるよ」

判決が出る前日22日、イタリア『スカイ・スポーツ』に対して既に以下の様にコメントをしていた。

「イタリア国家の法律は労働裁判所へ訴えることを認めている」

「我々はルール違反などしていない」

「全ては、契約通りだった」

改めてクラブの見解を強調すると共に、次の様な結果への懸念を示している。

「非常に緊迫し、落ち着かない審理だった」

「リーグ側の進め方には、全く落ち着く事が出来無かったよ」

「審理中にクラウディオ・ロティート会長が退席を命じられたことも、穏やかでないことだ」

「我々はメンバー構成や、裁判長の選定に抗議をした」

「その代償を、払う事になって欲しくない」

「私はただ、冷静な裁決が下される事を願うばかりだ」

「繰り返すが、パンデフは6月に退団希望を明らかにした」

「そのために、UEFAのリストに組み入れられなかったのだ」

「問題とされている期間、彼は残りのチームとフィジカルトレーニングをしていた」

「だが、戦術練習には参加していなかった」

「招集されていなかったからだ」

「繰り返すが、ロティート会長とパンデフの代理人とは合意していたのだが……」

「選手が反対し、出て行くことを望んだのだ」

 このコメントを受けて同日、グラッサーニは同じスカイ・スポーツに対し次の様にコメントした。

「もう(解決は)時間の問題だ」

「スポーツ裁判もそうじゃない裁判も含め、これだけの早さで判決が下るのは記録だよ」

「裁決に至る迄に、約3カ月が必要だった」

「だが我々は、審理において道理を示せたと確信している」

「ラツィオの懸念は理解するが……」

「コメントしたり評価を下したりするのは、結果が示されてからだ」

「4年間の契約のうち、3年間は終わっており……」

「ゴランは、契約延長オファーを待っていた」

「そして、そのオファーは届かなかった」

「最後の1年となり、彼は移籍する考えを明らかにし……」

「後は、周知の通りだ」
「招集される事も無く、ラツィオのあらゆる活動において使われなかった」
と述べており、契約解消が認められるだけの条件はそろっていると考えているようだ。

パンデフの獲得の噂があるのは、ユヴェントスとインテルとフィオレンティーナ。

仮に獲得にこぎつけても、ラツィオとの関係悪化は避けられないだけに……。

国内移籍はラツィオに憎まれても困らない、ローマくらいしか候補が無いのではないだろうか……。

国外移籍が1月になされるとすると、パンデフを良くしるシティー監督に就任したマンチーニも手を挙げるかもしれない。

しかし、マンチーニはラツィオに愛情を抱き続けており……。

パンデフがフリーを言い渡されたとは言え、獲得に積極的であるとは思えない。

こないだ、ユーロリーグでラツィオの広報をスタジアムへ入場させなかった……。

リーガのヴィジャレアルなら、喜んで手を上げそうだ。

個人的に、パンデフの個性的な髪形に黄色いユニフォームは似合うと思う。

ヴィジャレアルみたいな組織的チームなら、パンデフの力も発揮しやすいだろう。

ラツィオとしては、イタリアの一般法廷でクラブの訴えが認められて……。

パンデフが1月に移籍したクラブに対して、後から違約金を請求出来れば良いのではないだろうか?

5月に1000万ユーロ程度のオファーのあった、ゼニトにはパンデフが断りを入れていた様である。

本人はユーヴェ行きを夢見ていたが、トレザゲの残留。

チロ・フェラーラ監督の構想等も関わって、パンデフへのオファーにまで至らなかった。

仮にトレザゲの移籍先が決定していた場合は、パンデフのオファーも考慮されたかもしれない。

パンデフ自身は、23日の契約解消の判決後に以下の様にスカイ・スポーツにコメントしている。

「ようやく悪夢が終わった」

「僕にとても悪いことをした人間から離れることができて、満足しているよ」

「ロティートとターレは、ラツィオの様なクラブにふさわしくないマネージャーだ」

「僕はずっと、ラツィオのサポーターのままでいる」

「ファンには、感謝しなければいけない」

「彼等も、苦しい時期を過ごしている」

「でも、僕が出て行く理由は彼等も知っている筈だ」

「僕とレデスマ、ボネット、マンフレディーニは、練習するために……」

「端っこの、小さなピッチへ追いやられた」

「全く、恥ずべきことだね」

「バッラルディーニにも失望した、彼からも良くないことを言われたよ」

「彼が困難にあるのは分かっていたけど、誠実な人間であるべきだった」

「チームメートの中にも、僕に対して何も言ってくれなかった人が居たね」

「これから2、3日休んで、それから今後について検討する」

「僕は、イタリアに残りたいと凄く思っているんだ」

「居心地が良いし、沢山の友達も居るからね」

恐らく、未だイタリアのクラブのオファーを待っているのでしょう。

しかし、少なくともフィオレンティーナ移籍の望みは無い様だ。

代理人のパッラヴィチーノは、イタリア レディ・ラジオに対しコメントている。

「パンデフは、フィオレンティーナに行く選手ではないと思う」

「彼等はあのポジションをカバー出来て居るし、投資をするとは思わないね」

「それに、このレベルの選手に移籍金を投じることはないだろう」

最後のコメントの、意味が分からないんです。

恐らく、移籍金というのはパンデフ以外の選手を獲得する際に発生するユーロを指しているのだと思います。

つまりは、フリーのパンデフも他の移籍可能な選手も獲得には動かないだろうという……。

パンデフ代理人の、フィオレンティーナの選手編成に対する予測だと思われます。


「ブログ内で取り上げた、過去の記事」

1

2009年6月6日 Lazio 監督契約は佳境へ

2009年5月19日 Lazio ロッシ監督の契約延長に前進。


2009年8月18日 Lazio CB補強が空振り

2009年8月18日 Lazio 補強戦略

2009年8月25日 Lazio 放出のち補強

2009年8月27日 Lazio パンデフとの契約延長交渉

2009年9月1日 Lazio メルカートが閉じて


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