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読売新聞 詰将棋新題 1

2022-12-23 22:10:32 | 詰将棋

読売新聞に掲載された詰将棋を見つけたので眺めてみます。

 

出題は全て小松三香。

誌面では「将棋稽古所 五段 小松三香」とある。

コトバンク:小松三香

将棋連盟の棋士データベースでは見当たらず、棋士系統図の小野五平十二世名人のところにも名前は無い。

 

第1回

1904年10月29日 朝刊

 

次号に掲載された答えは

「93銀、同玉、94金、92玉、84桂、同飛、93金、同桂、81角、同玉、72香成、同玉、73銀成、同玉、64金、72玉、73金、同玉、62飛成」

 

17手目73金に代えて63金でも詰み。これは例えば玉方51桂追加などで簡単に消せる。

 

第2回

1904年11月5日 朝刊

 

誌面に掲載された解答は、

「63銀、同玉、74銀打、72玉、73銀成、同玉、65桂、同歩、74銀、同玉、64金、84玉、51角成、93玉、94歩、同玉、95龍馬、93玉、94歩、82玉 後ハ何れにしても詰なり」

 

82玉の局面では、73金と73馬どちらも成立。これを限定するには玉方81香追加など。

 

第3回

1904年11月12日 朝刊

 

誌面に掲載された解答は、

「33飛、同玉、32飛成、24玉、15金、同玉、35龍王、16玉、36龍王、17玉、27金、18玉、38龍王、19玉、28龍王」

完全作。

 

第4回

1904年11月19日 朝刊

 

誌面に掲載された解答は、

「24角成、同玉、13角成、25玉、24龍馬、同玉、23桂成、同玉、22銀左成、24玉、23成銀、25玉、15金、同玉、27銀、25玉、16銀」

 

23銀成に代えて15銀も成立。

 

第5回

1904年11月26日 朝刊

 

誌面に掲載された解答は、

「87銀、同玉、79桂、同と、96角、同玉、95金、同玉、94金、96玉、95金、同玉、93飛、84玉、94飛成、73玉、74龍王、62玉、72龍王、51玉、42香成、同香、52歩、41玉、61龍王」

 

完全作。序盤の感触が良い。

 

 

全部で70回ほど連載していたようなので、またぼちぼち紹介します。


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