とりあえず生、やってみた。(PNA)

電子工作を中心とした、日々の出来事。

コンデンサの放電について2の補足

2017-09-20 11:59:59 | 電子工作
SW1はリレーとお考えください。
コントロール用にV2があります。

トランジスタとダイオードの違い

トランジスタによる放電について
順番としてまずSW1が切れる
コンデンサC1の電圧を抵抗R1、R2で分圧することによって、SW1のすぐ後の電圧が下がる
コンデンサC1に電荷が残っているが、トランジスタのベースの電位が下がるので
トランジスタ、エミッターコレクタによりC1の電荷が放電される。
抵抗R2ーR1、わずかにTRーR3ーR1によっても放電されるが、
トランジスタのエミッターコレクタの方が支配的。
回路図


ダイオードによる放電について
順番としてまずSW1が切れる
コンデンサC1の電圧をダイオードー抵抗R1
抵抗R2ーR1によっても放電されるが、
主には、ダイオードD1ー抵抗R1によってコンデンサC1の電荷が放電される。
抵抗R1が有る分トランジスタの時より、放電に時間がかかる。
回路図


グラフの説明
SW1の後の電圧V(002)
コンデンサC1の電圧V(003)

トランジスタ使用時


ダイオード使用時


参考までにコンデンサの容量を470uFを1000uFに上げてみた。
大容量になると放電に時間がかかるので、トランジスタの方が使い勝手は良さそうだ。

トランジスタ使用時


ダイオード使用時


シミュレーションでダイオードでも1秒程度で放電されるので、
使う場所によっては、部品が省略できることがわかった。
これ以上は、実際に作ってみないと分からないのではないでしょうか。
かりおか様のご参考になれば幸いです。


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3 コメント

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ありがとうございます (かりおか)
2017-09-20 17:55:31
PNAさん、シミュレータの検証と更新が早いですねっ(゜0゜)
整流ダイオードと抵抗の場合にどれくらい差があるのかが分かり、大変参考になりました。
今回のPNPトランジスタの回路、大変良いと思いました。特に工夫する必要もなさそうです。PNPトランジスタの使い方として、目からウロコの思いです。
1点、5kの抵抗は不要で、1kの方の抵抗値を適当に選べばよいのかなと思っていますが、何か不都合な点があれば、教えていただければと思います。
LEDでパイロットランプにするのも良いアイディアだなと思っています。
後日、実験結果を記事にしたいと思っています。
ありがとうございました(・_・)゛
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5kの件 (pna)
2017-09-20 21:34:29
かりおか様こんばんは。
今、無職で暇なので・・・。
5kの件ですが、コレクタ電流を制御するために入れているので、大きめのトランジスタで1kを調整すればいけるかもしれませんが、2SA1015クラスではしんどいと思います。
ちなみに、この回路で5kを抜くとコレクタ電流がパルスですが400mAを超えます。
5k有りだと100mAちょっとです。
実験結果を楽しみにしてます。
こちらこそ、シミュレーション、ブログの勉強させてもらい、ありがとうございました。
今後とも宜しくお願いします。
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ありがとうございます2 (かりおか)
2017-09-21 20:30:37
こんばんは(・_・)゛
そうですか~ひょっとして部品2個でいけるのかなと欲張ってしまいましたが、過渡現象も含め考慮の結果だったのですね。
度々丁寧にご回答をいただきまして、大変ありがとうございました。
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