葬儀はまた高級品になった

不景気というか、我が国は色々と低迷をしております。

そして、その結果として可処分所得が低下していると良くニュースや新聞に雑誌にネットで目にします。

葬儀は出来ればしたくないけど、なんとかしたいと云う矛盾した感情をともないます。

可処分所得が下がると葬儀は基本的に贅沢品の部類にはいるので質素になっていきます。

葬儀が高級品であるとの認識は現在の方には無いのかもしれませんが．．．

庶民が葬儀を行える様になったのは江戸時代ぐらいからで、それ以前は葬儀は貴族が行うもので庶民のものではなかったそうです。

それから日本が段々と豊かになり葬儀が普通になったと云う事ですから、また元に戻るという事なのでしょう。

葬儀について、色々と悩まれている方は葬儀は高級品であるとの認識を持つと見方が変わるのかもしれません。

葬儀に携わる者としては、少々悲しい面もあるのですが資本主義社会ではお金がないと厳しいのが現実ですから(^_^;)

twitter等でつぶやいている僧侶の方なども、お布施が高い高いと云う方がいるが気持ちはわかるが無理なら仏式で葬儀を絶対にする必要はありませんと表明している方もいます。

確かにその通りで、生活の方が先で生活を犠牲にしてまで葬儀を行うべきではありません。

あまり好きな言い方ではありませんが、身の丈にあった内容をと．．．

現在は地域の葬儀が崩壊して個人の葬儀となって久しいのですが、やっと葬儀はしなければならないと云う様な社会的な圧力は弱まってきました。

ですから、これからは自由に葬送を行える時代だともいえます。

しかし、けっして遺体の処分にならない様にしたいなと思いますが、無縁社会といわれ引き取り手の無い遺体は毎日処分されているのも現実です．．．