
首を長くして待ってましたっ!
リーガル・ハイSP
終わってしまいました。
すぐに感想をと思っていましたが
なかなか書く気になれず。
今に至ります。
若干歯切れが悪いですが
よろしければお付き合い下さい。
コミタンも小ネタも期待通り。
しかしながら
何かが物足りない…。
うーん、何かなー。
と考える。
堺氏のコメントでもありましたが、
コミタン黛の世界にゲストがやってくる…
というよりは
ゲスト中心のお話にコミタン黛が絡むイメージとでも言いましょうか。
コミタンワールドがちょっと足りないような印象もあり。
とはいえ、
要所要所、完ぺきな仕事ぶりの
コミタン。
ナースのお手手スリスリ。
ワインをゲボゲボ。
白い巨塔、財前教授パロから
剛力ダンス
ペッペしちゃう顔芸ありの場外乱闘宣言
ラストの現実主義者古美門の最終弁論
微妙な倒れ方の大ラス
…と相変わらずの大人黒さとヘナチョコ可愛さを堪能させて頂きました。
朝ドラヒロイン黛の
エビカニ手話案件パロには笑わせて
もらいましたし
(前回スペのフレスコ画修復事件パロといい
この手の話お好きよね、笑)
彼女のコスプレも充分楽しめ。
いつもの安定感、服部さん。
蘭丸くんと久枝女史のアクションシーン
もなかなか。
三木センセの大森南朋のマネも
良かったです。
さて、レギュラー陣は
こんな感じで手堅く。
(あ、井出も。笑)
そして変化なく中身なく。(笑)
もう一種「型」とでも言える境地まで
きたかな?
じゃあゲストは…といえば。
大森南朋さん、
予想通りの活躍ぶり。
無精髭とヨレヨレスーツが似合うオトコ。
吉瀬美智子さん、
影のある夫に先立たれた人妻。
このお二人。
とっても良かったんですが、
リーガル・ハイの設定ゲストとしては
ちょっと影がありすぎ、暗すぎたんじゃなかろうかと思いました。
敵としてもっと金と欲に満ちた
滑稽な人々相手の方が
パァーッと戦えるというか。
命が絡んだらコメディ色出しにくいと
言おうか。
難易度高いなと。
古谷一行さん、
いろいろある病院長も
黒いようで結局黒くなりきらないわけで。
しかもフェイクで心臓発作を起こせば…
とコミタンが散々提案した後、
マジで心臓発作。
洒落にならない。
しかも死んじゃうなんて
笑えないし、後味悪いし…。
依頼人がどんなに黒くても
その利益を追求するという
古美門の黒い部分が結局
黒くなりきらなくなってしまいー。
魅力が半減したような印象。
そもそも
勝てそうにない金持ちを
強引に勝たせるのがコミタンの腕の見せ所なのに
今回は最初から勝てそう…という設定。
場外乱闘勝負はハードル高かったと思いました。
場外乱闘はメインの勝負が白熱してこそ
盛り上がるのかもしれません。
※いや、メインが盛り上がらないから場外乱闘なのか。(笑)
残念なことに
広瀬先生@東出くんは
完ぺきミスキャスとしか思えず。
とにかく若すぎ。
医師でこのポストなら30半ばくらいに
見える落ち着きが欲しいところ。
剛力ちゃんは余りに見せ場がない
普通の役で彼女じゃなくても良さげで
もったいなく。
この二人の場面は余りに幼く善人過ぎて
ちょっと「三丁目の夕日」の感動系入ってる?
と何処かリーガルとしては物足りなく。
この二人に加え、
結局九條弁護士と依頼人も
「生きている人を慈しむ」方向に話が
進むわけで、ダブル超甘々な結末。
スイートミルクチョコレート。
リーガル・ハイはやっぱり
最後「ゾワッ」とする黒い影が横切る
捻りがあってこそ
「やっぱりリーガル・ハイだよな」と
拍手喝采したくなることを考えると
今回はちょっと物足りない結末だったかなぁー
と残念。
型だけではリーガル・ハイになり得ないのだな
と実感したのでした。
次回はビターチョコカカオ80%くらいで
よろしくお願いします。
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