独り善がりの川柳帳

川柳で気儘に足跡を残してゆきたい

我流「川柳歳時記」 その10

2012-02-28 16:44:58 | Weblog

      

[ 春 ]

 

    『 立春 』

             立春の鬼の背中に画く余生    

    『 雨水 』

             拘りを脱いで雨水の風纏う

                                                                           


二月の窓

2012-02-12 22:00:49 | Weblog

   父がまた、入院しました

年末に一ヶ月程入院、退院後は母や妹の介護のもと、自宅で療養していたのですが …

最近は、気力も体力もめっきり衰え、好きな川柳も諦めてしまいました 

先日、見舞いに行った時の事 ! 寝起き状態の父が、いきなり病室のカーテンを開けた私たち(母と私)を見て、一瞬「どちら様でしたか?」と言ったんです!!その事態は私にとって衝撃でした … 妹からは、時々寝ぼけて変なことを言うことがあるとは聞いていたのですが … ああ、ついに来たのか…と落ち込んでしまいました…その後、何度か見舞いに行っても、変わった様子はなく、普通の親子の会話(?)をして「じゃぁ、今日は帰るね」と言えば「気つけて帰れよ」と骨と皮だけになった手と握手して帰ってきます…

どなた様父に言われたその刹那

昨日、窓際の患者さんが退院されてそのベッドが空いたので、父を窓際に移してもらえないかお願いしたところ、今、予約がないのでいいですよとのことで承諾をしていただきました… 窓の景色(と言っても、ほとんど寝たきり状態なので、父には空の様子ぐらいしか見えないのですが)がうれしいと、表情が明るくなって、今日は「また、車椅子で散歩できるようになるかもね」と言えば「そうやなぁ」と久しぶりに父の前向きの言葉を聞きました 

病室の窓の景色を散歩する

病窓の外に明日が隠れてる

                         いくつになっても、どんな時でも、希望はあると信じます