ふらんす・エトランゼ

ワーホリで学んだフランス生活での素朴なギモンと発見

La nuit des musees

2006年05月15日 | ストラスブール生活

                                                                          La_nuit_des_muses_002 La nuit des musées、直訳すると「美術館の夜」。
芸術の国フランスでは、美術を始めとする芸術が本当に市民の身近にあります。

いつもは4~5時には閉館してしまう美術館ですが、5月の第2土曜日(2005年度)はちょっと事情が違います。

昼が長くなりようやく夜の帳が降りる(といっても明るいですが・・・)6~7時ごろ、一夜限りの「夢の美術館」は開館します。
ストラスブール市内にある全ての美術館、博物館が
無料で開放され、様々なイベントが夜遅くまで来場者を楽しませます。(写真1;ライトアップした現代美術館)

La_nuit_des_muses_006
(写真2;ノートルダム美術館でのフルートミニコンサート)

美術と音楽って同じ芸術なのに、同じ場で鑑賞する機会って少ないと思いませんか?。
確かに立派なホールで聞く音楽も素敵ですけど、こうやって美術館で聞く音楽もなんとも贅沢な心地にさせてくれます。

フランスでは、毎月第1日曜日は基本的に全国の美術館、博物館、お城で入館は無料です。(一部例外あり)

フランスに長期滞在される方、できるだけ旅行を安く上げたい方、(第1)日曜日に行きたかったお店がお休みで締め出しを食らってしまった人、運よく?この日にフランスにいる人等ナド…是非美術館をのぞいてみてはいかがでしょう?
その代わり、パリなど大都市で人気の美術館は大混雑すること必至!?


フランス人の好きなポッキーは???

2006年05月05日 | ストラスブール生活
5_012_11年前のちょうど今頃、ストラスブール市内のとある学校で日本を紹介する「日本週間」というのをやってました。


5月5日の日本の祝日「子どもの日」にちなんで、日本の子どもたちの大好きなお菓子を何種類か用意して、フランスの子どもたちも試食してもらう、という企画をしました。


写真はポッキーの試食をしている子どもたち。チョコバナナやココナッツ、つぶつぶいちご等、いろんな種類を楽しんでもらいました。


1番人気はバナナポッキーでした!!
「ホンモノのバナナを食べているようだ!」と驚いた反応。子どもだけでなく、大人にもバナナ味が一番好評で、「もっとないの?」とせがまれ、日本から来る友人にお願いして買ってきてもらうほどでした。


ちなみに、ポッキーはフランスでも発売されています。
でも同じグリコ製で、姿かたちはほぼ日本のポッキーと同じですが、名前が違います。


↑その名は[MIKADO](ミカド)
「ポッキー下さい。」なんてフランスのお店で言っても通じませんよ
今ではすっかり市民権を得た?
MIKADO、子どもたちには大人気で遠足のおやつには欠かせない存在です


愛国心の強い?ストラスブール人

2006年05月01日 | ストラスブール生活

Parlement_europeen_002_1 ゴールデンウィーク真っ只中のニッポンですが、フランスも5月には祝日が何日かあります。多い年で4日!もこの5月に祝日が重なったりした年もあったそうな。

年によって違うのは宗教絡みの祝日は毎年違う日に設定されるので、5月になったり6月になったりするのです。でも、5月8日「第二次世界大戦終戦記念日」この祝日だけは毎年同じ日です(当たり前か…)。

←写真はストラスブールにある欧州議会(EU国会)。

普段は物々しい警備に、一般人の見学は不可なんですが、この日だけは毎
年一般市民に開放されます。(その代わり物凄い人・人・人ですが。)

会場は馬車や風船、それからEU国旗のペインティングサービス等など、ちょっとしたお祭り騒ぎです。

去年はちょうどEU憲法の是非を問う、国民投票の直前だった事もあり、あちこちで憲法の素晴らしさを説くビラ、CDまでも配られてました(苦笑)。

その甲斐あってか?結果的にこの憲法を否決したフランスですが、ここストラスブール周辺は圧倒的に賛成多数だったという結果です。

昨今、論争さかんな「愛国心」ですが、国の将来を憂い「No」と言うのも愛国心。
でも、ストラスブールの人々はその複雑な歴史から、政府や指導者への信頼が厚いようです。
当時の「偉大なる将軍」のお陰で60数年前彼らは自由を手に入れたのですから、当然といえば当然かもしれません。


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広島の某高校の生徒が原爆で亡くなった佐々木貞子さんのお話を英語のスライド上映してました。遠い祖国を思い出してか、思わず感涙・・・?