陶工のぼやき

たまに書く日記と言うか?

コンロ型楽窯

2010-09-26 00:08:46 | 陶芸

友人がこの楽窯を貸してくれる事になった。七輪より少し大きいくらいなので
持ち運びも出来る。下半分に炭を入れて、上に茶碗を1個置いて焼く感じです。
今日は友人が炭と焼き方のノウハウも手紙に書いても送ってくれて、、、や~助かる(^^)

これからは楽茶碗にも挑戦しようと思います。
こんなサイズで楽茶碗が焼けるんだったら、耐火煉瓦を組んでも簡単に楽窯が作れそうだよ。
楽しみが増えた(^^)

この二つを合わせて

2010-06-25 20:35:26 | 陶芸

鼓形の花器を作ってみようかと。
ロクロで一発で作るのはちょっと無理だから二つに分けて作るんですけど、、、
鉄釉系の釉薬を掛けて模様を入れるか、玻玳(たいひ)天目の様な感じでも面白いか?
いろいろ作ってみようと思っています。

諸天天鼓を撃って 常に衆の伎楽を作し
曼陀羅華を雨らして 仏及び大衆に散ず

妙法蓮華経如来寿量品より

宗達風吉田屋ぐい呑み

2010-04-05 18:41:10 | 陶芸


自分なりの吉田屋に挑戦中。
まずはぐい呑みでやってみました。はじめてやってみたのでどうなるか?
不安もありましたが、なんとかなりそうです。

全てのぐい呑みが成功したわけではなく、何点か問題点も出てきました。
もう一手間かければ問題点は克服できそうです。

最初から茶碗でやらなくて良かったよ(笑)
次は茶碗で挑戦してみます。

金箔

2010-02-28 17:43:27 | 陶芸
ぐい呑み

金箔の下にはうすく上絵の絵の具が入っていて、一度焼き付けた物です。
この金箔の上に透明釉を塗ってまた焼くわけです。
こうすると釉裏金彩になるわけです。

金箔を短冊に切る

2010-02-20 04:01:03 | 陶芸

これは金箔よりは厚いのですが、、、金ズミと言う物です。
これならハサミで切れるけど、、、細かいから目が疲れてくる。
これを器に貼付けていくわけですが。。。
息を吐くと飛んで行くから息も静かに(笑)

細かく切るだけでも手間やな~

赤と黒は合うな~

2010-02-11 01:11:00 | 陶芸


最近九谷焼でも赤のガラス釉が出て来たから使ってみても面白いかもしれない。
今までの九谷の赤は紅柄を生地に焼き付けるだけだから
そんなにつやも出ないしペターンと平面的な感じだったんだけど。

今の赤ではこういう事も可能になってきた。
ただ絵の具に金が入っているから高いんですけど。

黒と赤を上手く組み合わせる方法は考えた方が良いかもしれない。
若冲の絵を見ていても黒と赤の使い方が上手いからな~

問い合わせ

2010-01-27 23:37:00 | 陶芸
道具屋さんから雪の結晶蓋置きの問い合わせがあって、今日2個持って行かれました。
年末にそこの道具屋さんでグループ展をした時にも雪の結晶蓋置きは何個か売れたんですけど。
需要の少ない物だからグループ展で何個か売れたのも以外だったけど、問い合わせがあったというのも以外です。
どこにでもある物は売れなくて、使い道があって珍しい物はまだ売れるのかもしれませんね~

作り手は常に頭をしぼって行かないと・・・大変やな~
良い物がいっぱい安く出回っているこの時代で
人間が価値を作り上げる力を試されている時代なんでしょうね?

私は雪と格闘しながら生きるのが好きなんですけど。。。
それで雪の結晶になったのかもしれないけど。

なにを作りたいか?
ここで勝負するしかないですよね~



器の修理

2009-11-17 01:03:13 | 陶芸
以前、料理屋に納めた粉引きの器がもう10年以上は使っているので
縁が欠けてしまっていて、、、それでも使ってくれていたんですが
ちょっと気になるようになって来たので新しく器を作ってくれと頼まれて
先日新品を納めたんですが、その時に以前の器を見せてもらったんです。
あんまりひどく欠けたのはどうしようもないけど、少しくらい欠けたのは
九谷の絵の具で欠けた所を盛り上げて金でも塗れば何とかなるんじゃないかと、、、?

それで50枚ほどの欠けた鉢を引き取って来て絵の具を塗って1回は焼いてみたんですが
まだまだ絵具を盛り上げないといけない所やら、、、
あと1回から2回絵の具を盛って焼いて金でも塗って焼けば。。。
貫入に入った汚れなどは奇麗に燃えてしまうので焼きたてみたいですが。

普通の金継ぎは漆でするんだろうけど、ここは九谷の産地だから
九谷の絵の具ですれば漆よりは接着力はあるのではないかな~?

この方法は九谷焼のような色絵付けをしてある物や、楽茶碗では
800度から850度ほどで何回か焼くので色にも影響が出てくるから使えないけど
それ以外の陶器や染め付け磁器なんかでは使えるとは思う。
こういう九谷の絵具での修理のノウハウを身に付けるのも良いかも。